2008年06月11日
音の風味。
蒸し暑くなってきました。梅雨本番というところなのかもしれませんが、意外に雨の日が少ないので、今年も水不足が危惧されるのかもしれません。
さて、私の使っている楽器はセルマーのスーパーアクションモデル80シリーズ2という長ったらしい名前が当時の正式な機種名です。この楽器、以前も書いたように少しずつマイナーチェンジはしているものの、基本的には現行機種です。私の楽器自体は、既に購入してから20年以上が経過しています。新しい楽器も欲しいのですが、修理代さえ出すのに困る現在ではとてもじゃないですが、新しい楽器を買うことなど夢の世界です。
私の楽器は決して飛びぬけて高級なわけでもなく、特に選んで買ったものでもなく、手入れが行き届いているものでもありません。でも、何者にも変えがたい愛着があります。他の人にとっては塗装の剥げたボロボロの楽器でも私にとっては一番最初に手に入れた思いのある楽器でもあります。(←それならもっと大切に使えよ、と言われそうですが。)丁度、愛着を持って穿いているジーンズがボロボロになって味が出る様に、私の楽器も私風の味が出ているのかもしれません。ビンテージの領域になるというよりは、私の楽器はただの中古楽器と化していますが。
そこで今日の一枚です。

スピリッツ/中村均一
中村 均一 (saxophone)、白石 光隆 (piano)、
谷野 響子 (violin)、宮本 薫 (violin)、
徳高 真奈美 (viola)、永山 利彦 (cello)
Meister Music(マイスター・ミュージック) MM-1073
このCDは先日紹介したアルモSQのリーダとしても活躍しているサクソフォニスト、中村均一氏によるアルバム第二弾です。楽器にしっかりと息を吹き込んでよく歌う演奏は中村氏の持つ「風味」ではないかと思います。しなやかに響く音楽が心地よく聴きやすいと思います。。グレゴリアン・チャントや、「ジーン・ハーローの墓碑」がフルートではなく、サクソフォン+ヴァイオリン+ピアノの作曲当時のオリジナルの編成で録音されいるのも魅力的です。全編を通して、音楽が喚起する様々な感情をテーマ「記憶」「喜び」「望郷」「苦悩」「愛」といったキーワードで小品が集められています。
前回のアルバム同様、アルト、ソプラノの演奏が聞けますが、今回のアルバムは伴奏に弦楽四重奏を取り入れるなどの試みもあり、前回よりもさらに「歌」を感じる一枚です。中村氏の中村風味の音楽も素晴らしいく、いい意味でソリッドな音色でしなやかに歌い上げる音楽は絶品です。
サクソフォーンを吹く全ての方に、そして、クラシカルなサクソフォーンを聴いてみたい方に、また、上質のムード・ミュージックをお探しの方にもオススメの一枚です。
さて、私の使っている楽器はセルマーのスーパーアクションモデル80シリーズ2という長ったらしい名前が当時の正式な機種名です。この楽器、以前も書いたように少しずつマイナーチェンジはしているものの、基本的には現行機種です。私の楽器自体は、既に購入してから20年以上が経過しています。新しい楽器も欲しいのですが、修理代さえ出すのに困る現在ではとてもじゃないですが、新しい楽器を買うことなど夢の世界です。
私の楽器は決して飛びぬけて高級なわけでもなく、特に選んで買ったものでもなく、手入れが行き届いているものでもありません。でも、何者にも変えがたい愛着があります。他の人にとっては塗装の剥げたボロボロの楽器でも私にとっては一番最初に手に入れた思いのある楽器でもあります。(←それならもっと大切に使えよ、と言われそうですが。)丁度、愛着を持って穿いているジーンズがボロボロになって味が出る様に、私の楽器も私風の味が出ているのかもしれません。ビンテージの領域になるというよりは、私の楽器はただの中古楽器と化していますが。
そこで今日の一枚です。

スピリッツ/中村均一
中村 均一 (saxophone)、白石 光隆 (piano)、
谷野 響子 (violin)、宮本 薫 (violin)、
徳高 真奈美 (viola)、永山 利彦 (cello)
Meister Music(マイスター・ミュージック) MM-1073
このCDは先日紹介したアルモSQのリーダとしても活躍しているサクソフォニスト、中村均一氏によるアルバム第二弾です。楽器にしっかりと息を吹き込んでよく歌う演奏は中村氏の持つ「風味」ではないかと思います。しなやかに響く音楽が心地よく聴きやすいと思います。。グレゴリアン・チャントや、「ジーン・ハーローの墓碑」がフルートではなく、サクソフォン+ヴァイオリン+ピアノの作曲当時のオリジナルの編成で録音されいるのも魅力的です。全編を通して、音楽が喚起する様々な感情をテーマ「記憶」「喜び」「望郷」「苦悩」「愛」といったキーワードで小品が集められています。
前回のアルバム同様、アルト、ソプラノの演奏が聞けますが、今回のアルバムは伴奏に弦楽四重奏を取り入れるなどの試みもあり、前回よりもさらに「歌」を感じる一枚です。中村氏の中村風味の音楽も素晴らしいく、いい意味でソリッドな音色でしなやかに歌い上げる音楽は絶品です。
サクソフォーンを吹く全ての方に、そして、クラシカルなサクソフォーンを聴いてみたい方に、また、上質のムード・ミュージックをお探しの方にもオススメの一枚です。
2008年06月11日
練習。
今日は曇り空、そして雨模様の一日となりました。
さて、最近、土曜日は夕方から高松ウインドシンフォニーの練習、そして日曜はダッパーサクセーバーズのアンアンブルの練習、というスタイルが定着しつつあります。たまたま先日の日曜に何もなく、ぽっかりと開いた日がありましたが、何にもすることが思い浮かばず、ボーっとして一日が過ぎていきました。
先日、練習の時にリードを割ってしまいました。また選びなおさないといけないのですが、私はアルトサックスでバンドレンのトラディショナルの4番のリードを使っています。わからない方には意味不明の暗号になってしまいます。スミマセン。
身の回りにあまり4番のリードの愛用者が居ないのでちょっと寂しい気分ですが。
リードを選ぶ作業をしなければなりませんが、練習がただでさえ、出来ていないので、リードを選ぶよりも、練習する時間を虎鳴ければならないのかもしれません。それでは、今日の一枚です。

アルモ・サクソフォン・クヮルテット/フランスのエスプリ
中村 均一(Soprano)、遠藤 朱実(Alto)
松雪 明(Tenor)、栃尾 克樹(Baritone)
Orange Note (マイスターミュージック)ON-3013
このCDはアルモの3枚目に当たるアルバムです。タイトルどおり、フランスの作曲家による弦楽4重奏曲 (ドビュッシー)、組曲「ドリー」より (フォーレ)、サクソフォン4重奏曲 (ベルノー)の曲目が収録されています。ベルノー以外はアレンジ物で、ベルノーの作品のみサクソフォーンようのオリジナル曲です。この、ドビュッシーの曲は弦楽の演奏でもよく耳にしますが、弦楽器に近い響きがするとされているサクソフォン・クヮルテットでも、作品として仕上げるにはかなりの技術と工夫が必要な曲です。また、「ドリー」組曲は私も、同じ楽譜を手に入れて演奏したのですが、なかなか、上品で、軽やかな演奏にならない上、響きを作るためのピッチコントロールや、調による曲の捉え方が難しく、苦労しました。ちなみに私の演奏はボロボロでした。(泣)ドビュッシーは、海外のオーレリア・サクソフォーン・クヮルテットなども演奏していますが、私は、緻密さと、丁寧さ、上品さではアルモの演奏を取ると思います。ただ、少し曲を冷静に見つめすぎている感じもあるので、その点はオーレリアの演奏も捨てがたい気がします。
しかしながら、演奏はアルモらしい、しなやかで上品な表現、きっちりとした技術に裏付けられた演奏なので、素晴らしいものです。
サクソフォーンを吹く全ての方、フランス近代の音楽をサックスで聴いてみたい方、ドビュッシーがお好きな方にオススメの一枚です。
さて、最近、土曜日は夕方から高松ウインドシンフォニーの練習、そして日曜はダッパーサクセーバーズのアンアンブルの練習、というスタイルが定着しつつあります。たまたま先日の日曜に何もなく、ぽっかりと開いた日がありましたが、何にもすることが思い浮かばず、ボーっとして一日が過ぎていきました。
先日、練習の時にリードを割ってしまいました。また選びなおさないといけないのですが、私はアルトサックスでバンドレンのトラディショナルの4番のリードを使っています。わからない方には意味不明の暗号になってしまいます。スミマセン。
身の回りにあまり4番のリードの愛用者が居ないのでちょっと寂しい気分ですが。
リードを選ぶ作業をしなければなりませんが、練習がただでさえ、出来ていないので、リードを選ぶよりも、練習する時間を虎鳴ければならないのかもしれません。それでは、今日の一枚です。

アルモ・サクソフォン・クヮルテット/フランスのエスプリ
中村 均一(Soprano)、遠藤 朱実(Alto)
松雪 明(Tenor)、栃尾 克樹(Baritone)
Orange Note (マイスターミュージック)ON-3013
このCDはアルモの3枚目に当たるアルバムです。タイトルどおり、フランスの作曲家による弦楽4重奏曲 (ドビュッシー)、組曲「ドリー」より (フォーレ)、サクソフォン4重奏曲 (ベルノー)の曲目が収録されています。ベルノー以外はアレンジ物で、ベルノーの作品のみサクソフォーンようのオリジナル曲です。この、ドビュッシーの曲は弦楽の演奏でもよく耳にしますが、弦楽器に近い響きがするとされているサクソフォン・クヮルテットでも、作品として仕上げるにはかなりの技術と工夫が必要な曲です。また、「ドリー」組曲は私も、同じ楽譜を手に入れて演奏したのですが、なかなか、上品で、軽やかな演奏にならない上、響きを作るためのピッチコントロールや、調による曲の捉え方が難しく、苦労しました。ちなみに私の演奏はボロボロでした。(泣)ドビュッシーは、海外のオーレリア・サクソフォーン・クヮルテットなども演奏していますが、私は、緻密さと、丁寧さ、上品さではアルモの演奏を取ると思います。ただ、少し曲を冷静に見つめすぎている感じもあるので、その点はオーレリアの演奏も捨てがたい気がします。
しかしながら、演奏はアルモらしい、しなやかで上品な表現、きっちりとした技術に裏付けられた演奏なので、素晴らしいものです。
サクソフォーンを吹く全ての方、フランス近代の音楽をサックスで聴いてみたい方、ドビュッシーがお好きな方にオススメの一枚です。
2008年06月10日
参考音源その2。
最近、湿度も高く、どんどん蒸し暑くなってきました。今年の梅雨はだらだら降り続ける雨というよりも、降っては止むといった感じのお天気が多いような気がします。
さて、先日御殿浄水場での演奏も終り、ダッパーでの演奏はしばらくお休み。行事としては7月まで演奏がありません。
そして、八月にはいよいよ、州崎寺での演奏です。今年はバストロンボーンとのコラボも予定されております。
そのあとは、秋の演奏会に向けての練習が続くことになります。
そこで今日の一枚

Bohemia Saxophone Quartet
OLIVERIUS OL 0002-2 131 Academy of Music, Prague
このCDはボヘミア・サクソフォン・カルテットの演奏集です。ボヘミアカルテットは、プラハで結成された団体のようですが、詳細はよくわかりません。、楽器は全てヤマハを使用。曲目としては、ボザやフランセ、といったフランスの作品や、バーンスタインの作品など、多種多様な音楽が収録されています。DOUSAの曲は、サクソフォーン4本とオーケストラの協奏曲形式です。少し残念なのは、余りにも響きのそっけない録音環境で録音されていること。かなりの技術的なレベルがあると思われるのに、折角の演奏がキレイに聞こえにくいような録音のような気がします。オススメの曲はバーンスタインのダンス組曲。ウエストサイドストーリーなどの聞きなれたメロディも含まれていて、楽しい曲になっています。
秋の演奏会ではボザのアンダンテとスケルツェットにチャレンジする予定ですが、普段は昔から聞きなれているギャルドの演奏を聞いていますが、少し違った演奏を、と思うときに聞いています。プラハのサクソフォーンアンサンブルを聞いてみたい方、ちょっと表現の違うボザのアンダンテとスケルツェットを聞いてみたい方にオススメの一枚です。
さて、先日御殿浄水場での演奏も終り、ダッパーでの演奏はしばらくお休み。行事としては7月まで演奏がありません。
そして、八月にはいよいよ、州崎寺での演奏です。今年はバストロンボーンとのコラボも予定されております。
そのあとは、秋の演奏会に向けての練習が続くことになります。
そこで今日の一枚

Bohemia Saxophone Quartet
OLIVERIUS OL 0002-2 131 Academy of Music, Prague
このCDはボヘミア・サクソフォン・カルテットの演奏集です。ボヘミアカルテットは、プラハで結成された団体のようですが、詳細はよくわかりません。、楽器は全てヤマハを使用。曲目としては、ボザやフランセ、といったフランスの作品や、バーンスタインの作品など、多種多様な音楽が収録されています。DOUSAの曲は、サクソフォーン4本とオーケストラの協奏曲形式です。少し残念なのは、余りにも響きのそっけない録音環境で録音されていること。かなりの技術的なレベルがあると思われるのに、折角の演奏がキレイに聞こえにくいような録音のような気がします。オススメの曲はバーンスタインのダンス組曲。ウエストサイドストーリーなどの聞きなれたメロディも含まれていて、楽しい曲になっています。
秋の演奏会ではボザのアンダンテとスケルツェットにチャレンジする予定ですが、普段は昔から聞きなれているギャルドの演奏を聞いていますが、少し違った演奏を、と思うときに聞いています。プラハのサクソフォーンアンサンブルを聞いてみたい方、ちょっと表現の違うボザのアンダンテとスケルツェットを聞いてみたい方にオススメの一枚です。
2008年06月09日
参考音源その1。
さて、先日も、秋に行われるサクソフォーン・アンサンブル・コンサート2008のことをちらと書きましたが、演奏する曲目が決まったので、参考にする音源をいくつか選んでみたりしています。
必ずしも、参考音源があることが良いこととは限らないのですが…。実は参考音源をお手本にする余り、自分の演奏までも参考音源のようになってしまうという危惧もあります。自分達の自由な表現を疎外することもあるからです。
まあ、私の場合、大抵は参考音源の通りに演奏したほうがいい演奏になるのだとは思いますが…。それでもいろんな演奏に好みというのもあるので、やはり音源を選ぶ意義はあるのだと思っています。
そこで今日の一枚。

華麗なるクラリネットアンサンブルの世界4
東京クラリネットアンサンブル
このCDは、華麗なるクラリネットアンサンブルシリーズの第四弾。このシリーズ、現在も新しいCDが発売されています。
曲目としては、アンサンブルコンテストの参考演奏としてぴったりの曲が多数収録されたCDです。おそらく中高生のニーズにこたえるべく企画されたCDのような気がします。実際、このシリーズがきっかけでアンサンブルコンテストで大流行した曲もあるようです。この第四弾のCDには、今年のサクソフォーン・アンサンブル・コンサートで演奏予定のカンタベリーコラールのクラリネットアンサンブル版が収録されています。
中高生の吹奏楽部員でクラリネットパートの方、クラリネットが好きな全ての方にオススメの一枚です。
必ずしも、参考音源があることが良いこととは限らないのですが…。実は参考音源をお手本にする余り、自分の演奏までも参考音源のようになってしまうという危惧もあります。自分達の自由な表現を疎外することもあるからです。
まあ、私の場合、大抵は参考音源の通りに演奏したほうがいい演奏になるのだとは思いますが…。それでもいろんな演奏に好みというのもあるので、やはり音源を選ぶ意義はあるのだと思っています。
そこで今日の一枚。

華麗なるクラリネットアンサンブルの世界4
東京クラリネットアンサンブル
このCDは、華麗なるクラリネットアンサンブルシリーズの第四弾。このシリーズ、現在も新しいCDが発売されています。
曲目としては、アンサンブルコンテストの参考演奏としてぴったりの曲が多数収録されたCDです。おそらく中高生のニーズにこたえるべく企画されたCDのような気がします。実際、このシリーズがきっかけでアンサンブルコンテストで大流行した曲もあるようです。この第四弾のCDには、今年のサクソフォーン・アンサンブル・コンサートで演奏予定のカンタベリーコラールのクラリネットアンサンブル版が収録されています。
中高生の吹奏楽部員でクラリネットパートの方、クラリネットが好きな全ての方にオススメの一枚です。
2008年06月08日
夕ぐれコンサート終了。
昨日、御殿浄水場にての夕ぐれコンサート、大盛況のうちに終えることが出来ました。
前の演奏団体の終演時間が多少押したたため、花火の開始時間と、雨のために演奏曲目の削減も危ぶまれましたが、幸いにして、雨も降らず、我々の演奏も、花火の丁度5分前には終えることが出来ました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
前の演奏団体の終演時間が多少押したたため、花火の開始時間と、雨のために演奏曲目の削減も危ぶまれましたが、幸いにして、雨も降らず、我々の演奏も、花火の丁度5分前には終えることが出来ました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
Posted by のりくん at
11:19
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2008年06月07日
本日とある本番です。
先日、ご紹介した、御殿浄水場での夕ぐれコンサートの本番が本日となりました。
サクソフォーン・アンサンブル、ダッパーサクセーバーズのクインテットでの出演となります。
場所:高松市御殿浄水場(高松市鶴市町1360番地)
曲目:サウンド・オブ・ミュージックメドレー
オーバー・ザ・レインボウ
ストレンジャー・イン・パラダイス
星に願いを
他
出演:ダッパーサクセーバーズ他
サクソフォーン・アンサンブル、ダッパーサクセーバーズのクインテットでの出演となります。
場所:高松市御殿浄水場(高松市鶴市町1360番地)
曲目:サウンド・オブ・ミュージックメドレー
オーバー・ザ・レインボウ
ストレンジャー・イン・パラダイス
星に願いを
他
出演:ダッパーサクセーバーズ他
2008年06月06日
演奏会への細々。
梅雨時、多少気温が低くても、湿度が高いため、蒸し暑い日々となっています。
さて、秋に行われるサクソフォーン・アンサンブル・コンサート2008。先日、曲目も決定し、本格的に始動しています。
いつも思うことですが、曲目もハード。ヘタレのヘタクソな私はなかなかついていけません。
さらに、今年も、人望なんて出来るはずもない人間にも関わらず、アルトサクソフォーンのパートリーダーなどという重責を仰せつかっているので、なかなか大変です。
最も、代表のきんじ氏に比べれば私のしていることなどほんの些細なことに過ぎないわけですが。
ポップスのラージ演奏では「私のお気に入り」や「イパネマの娘」を演奏することになっているのですが、これがなかなか…。
そんなところで今日の一枚。

このCDは宮川彬良氏と、大阪市音楽団のライブによるアルバム。父の宮川泰氏の作曲した曲と彬良氏の作曲をはじめポップな曲が収録されたアルバム。「ズームイン!朝!」や組曲「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ、「私のお気に入り」や、「道頓堀行進曲」や「大阪で生まれた女」など関西色の濃い音楽が満載。楽しいアルバムに仕上がっています。
全ての人にオススメの一枚。
さて、秋に行われるサクソフォーン・アンサンブル・コンサート2008。先日、曲目も決定し、本格的に始動しています。
いつも思うことですが、曲目もハード。ヘタレのヘタクソな私はなかなかついていけません。
さらに、今年も、人望なんて出来るはずもない人間にも関わらず、アルトサクソフォーンのパートリーダーなどという重責を仰せつかっているので、なかなか大変です。
最も、代表のきんじ氏に比べれば私のしていることなどほんの些細なことに過ぎないわけですが。
ポップスのラージ演奏では「私のお気に入り」や「イパネマの娘」を演奏することになっているのですが、これがなかなか…。
そんなところで今日の一枚。

このCDは宮川彬良氏と、大阪市音楽団のライブによるアルバム。父の宮川泰氏の作曲した曲と彬良氏の作曲をはじめポップな曲が収録されたアルバム。「ズームイン!朝!」や組曲「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ、「私のお気に入り」や、「道頓堀行進曲」や「大阪で生まれた女」など関西色の濃い音楽が満載。楽しいアルバムに仕上がっています。
全ての人にオススメの一枚。
2008年06月05日
着メロ。
私は現在、NTT DOCOMOのN-905iという機種の携帯電話を使っています。色はシルバー。近々、906が発売されるようですが、新しい機種にしても、すぐに次の機種が発売になるので、逆に購買意欲もなえてきます。
ところで私は、結構携帯電話を手に入れるのが遅い方でした。周囲の人の8割方が携帯電話を持っている中、営業職だったにも関わらず、かなり遅くまで、ポケットベル愛用者でした。しかし、携帯電話の普及で、公衆電話が減り始め、やむを得ず、携帯電話を手に入れました。そのポケットベルも今ではサービス自体が終了してしまいました。
初めて手に入れた携帯電話が、DOCOMOのPシリーズ(松下製)だったので、使い勝手の関係で別に何の考えもなくずっとPシリーズを使っていましたが、FOMAになってからは、使い勝手が変わってしまったために、SH、N、と色々なメーカーのものを使っています。今までに機種変更を何度もしてきましたが、中には故障に近い状態になってやむを得ず機種変更したものもありました。水没したこともあるのですが、幸いなことに今までデータが消失したことは一度も有りません。ありがたいことです。
ただ、携帯用のパソコンソフトなどは持っていないので、機種変更をするたびにメールや、着メロ、画像などのデータは失われてしまっています。機種変更をすると、着メロなどはサイトに行って取り直しをしなければなりません。私は、グループ分けして、グループごとに着メロを使い分けたりしているので、機種変更の度に、着メロ等の設定をカスタマイズしています。まだ、使い慣れない機能もたくさんあって、本体自体も使いこなせていません。前の機種とて使いこなせていない機能がたくさんあったのですが。でも、最近は仕事の関係で着メロを鳴らさないことの方が多いです。
そこで、今日の一枚。

四重奏の日々 Part2/アルモ・サクソフォン・クヮルテット
Orange Note ON-3008
このCDはアルモ・サクソフォン・クヮルテットの2枚目のアルバムに当たります。リーダーの中村 均一氏がSoprano、遠藤 朱実女史がAlto、松雪 明氏がTenor、栃尾 克樹氏がBaritoneを担当しています。栃尾 克樹氏は最近、佼成ウインドオーケストラバリトンサックス奏者にもなられました。実は、私の携帯電話の着メロの一つは、ジャンジャンのサクソフォン四重奏曲です。このアルバムにはジャンジャンの四重奏曲を始め、かくれんぼ (クレリス)、
ユーモレスク (ドヴォルザーク) 、 アンダルシアの騎士 (ヴェロンヌ) 、クープランの墓より (ラヴェル)、サクソフォン4重奏曲 (デザンクロ) 等が収録されています。
演奏は、柔らかく上品でありながら、時に切れ味鋭いシャープさがきらりと光る感じです。ただ、デザンクロは、上品過ぎる感もあり、曲としてはもっと挑戦的な冒険がある演奏も聴いてみたい、等と思うのは贅沢でしょうか。しかし、よく考え抜かれたえんそうは、筆舌しがたいものがあります。
サクソフォーンを吹いている全ての方、上質な室内楽、器楽曲をお探しの方にオススメの一枚です。
2008年06月04日
彫刻?像?芸術品?
梅雨、順調に雨が降っています。ここ香川県では雨の少ない梅雨が続くと、間違いなく、夏は水不足になるのではないかと思います。じめじめするのは嫌ですが、水不足にならないためにも、多少は雨が降ってほしい気分です。
さて、巷では既に過去のこととして忘れられていることと思いますが、以前、新しくなった駅前に置かれているポストの上に乗っかっていた那須与一の像。この像がいたずらで破損させられることがあとをたちませんでした。ポストの上に乗っているぐらいなので、そんなに大きな像ではなく結構こじんまりした物です。ちなみに那須与一は、ご存知の通り、平家物語に登場する壇ノ浦で、扇の的を射たあの人物です。香川県には今でも、屋島、壇ノ浦という地名が残っています。
で、この弓を射ている姿の像の弓や鏃が壊されることが続くというじけんが。そのたびに補修しているようなのですが、補修するたびに壊されていました。そういえば、岡山駅前でも、桃太郎の像の破損が相次いでいたとか。どこでも同じようなことがあるものだ、と思ってしまいます。このあたり、人間性やモラルの問題にはなるのですが、公共のものをみだりに破損するのはやはり犯罪行為なので、許せませんが、さて、そこにおいてある像についてしばし考えてしまいます。
私の結論としたら、「そんなとこにそんなものおかなきゃいいでしょ。」なのです。実際に私も那須与一像見ましたが、小さいが故に、弓なんかが細い。ちょっといたずら心で強く握ると、あっという間にぽっきり折れそうです。折れない大きさで作るとか、アクリルのケースで覆うとか、もう少し高い場所に飾るとか、そういう対策は出来なかったものでしょうか。台をつけて、今より、30センチぐらい上に載せると、いたずらは激減する気もするのですが、そんなことは考えてないようです。そもそも、公共の場にあるものは、手で触れられるものの方が親しみもわいて、いいような気がするのですが、人のものを壊すのはよくない、という教育もされていますが、壊れ物を壊れそうな場所に置かない、という教育もなされていると思うのですが。
そもそも、那須与一の像、モニュメントでもなく、芸術品でもなく、ただ、親しんでもらうための像のはず。少々触るぐらいで折れそうなのは問題だと思います。芸術性よりはもっと、公共の場に適した作り方、飾り方もあると思うのですが…。
さて、今日の一枚です。

New Art Saxophone Quartet/PRIMAVERA
Ars Musici AMP 5090-2(輸入盤)
このCDは1991年スイスのバーゼルで結成されたNew Art Saxophone Quartetのアルバム。1998年の録音です。アルバムとしては2枚目らしいのですが、私は1枚目のアルバムは持っていません。カノン風組曲 (カーター) 、菊の花 (プッチーニ) 、サクソフォン4重奏曲 (デザンクロ) 、ラッシュ (ドナトーニ) 、サクソフォン4重奏曲第1番 (サンジュレ) 、アラリック I or II (ブライヤーズ) 、ライザ (ガーシュウィン) 、サマータイム (ガーシュウィン) 、レディ・ビー・グッド (ガーシュウィン) と言う曲目が収録されています。
NEW ART とは、音楽のレパートリーと、新旧の音楽を結び付けた新しい芸術、という意味でつけられているようです。
演奏の方は少し淡白でストレートな表現でしょうか。デザンクロなどは表現がクールすぎてもう少し情熱的な演奏を、と思ってしまう部分もありますが、よくよく聞いてみると、実に丁寧に演奏され、スコアが読み込まれていることを感じて好感が持てます。割とビブラートも控えめです。その分、少し柔らかい表現にはかける気がしますが、オーバーな表現に溺れることが無いのはよいと思います。その分、響きが硬い、と感じる部分があるのは残念ですが。
サクソフォーンに興味のある全ての方にオススメの一枚です。
さて、巷では既に過去のこととして忘れられていることと思いますが、以前、新しくなった駅前に置かれているポストの上に乗っかっていた那須与一の像。この像がいたずらで破損させられることがあとをたちませんでした。ポストの上に乗っているぐらいなので、そんなに大きな像ではなく結構こじんまりした物です。ちなみに那須与一は、ご存知の通り、平家物語に登場する壇ノ浦で、扇の的を射たあの人物です。香川県には今でも、屋島、壇ノ浦という地名が残っています。
で、この弓を射ている姿の像の弓や鏃が壊されることが続くというじけんが。そのたびに補修しているようなのですが、補修するたびに壊されていました。そういえば、岡山駅前でも、桃太郎の像の破損が相次いでいたとか。どこでも同じようなことがあるものだ、と思ってしまいます。このあたり、人間性やモラルの問題にはなるのですが、公共のものをみだりに破損するのはやはり犯罪行為なので、許せませんが、さて、そこにおいてある像についてしばし考えてしまいます。
私の結論としたら、「そんなとこにそんなものおかなきゃいいでしょ。」なのです。実際に私も那須与一像見ましたが、小さいが故に、弓なんかが細い。ちょっといたずら心で強く握ると、あっという間にぽっきり折れそうです。折れない大きさで作るとか、アクリルのケースで覆うとか、もう少し高い場所に飾るとか、そういう対策は出来なかったものでしょうか。台をつけて、今より、30センチぐらい上に載せると、いたずらは激減する気もするのですが、そんなことは考えてないようです。そもそも、公共の場にあるものは、手で触れられるものの方が親しみもわいて、いいような気がするのですが、人のものを壊すのはよくない、という教育もされていますが、壊れ物を壊れそうな場所に置かない、という教育もなされていると思うのですが。
そもそも、那須与一の像、モニュメントでもなく、芸術品でもなく、ただ、親しんでもらうための像のはず。少々触るぐらいで折れそうなのは問題だと思います。芸術性よりはもっと、公共の場に適した作り方、飾り方もあると思うのですが…。
さて、今日の一枚です。

New Art Saxophone Quartet/PRIMAVERA
Ars Musici AMP 5090-2(輸入盤)
このCDは1991年スイスのバーゼルで結成されたNew Art Saxophone Quartetのアルバム。1998年の録音です。アルバムとしては2枚目らしいのですが、私は1枚目のアルバムは持っていません。カノン風組曲 (カーター) 、菊の花 (プッチーニ) 、サクソフォン4重奏曲 (デザンクロ) 、ラッシュ (ドナトーニ) 、サクソフォン4重奏曲第1番 (サンジュレ) 、アラリック I or II (ブライヤーズ) 、ライザ (ガーシュウィン) 、サマータイム (ガーシュウィン) 、レディ・ビー・グッド (ガーシュウィン) と言う曲目が収録されています。
NEW ART とは、音楽のレパートリーと、新旧の音楽を結び付けた新しい芸術、という意味でつけられているようです。
演奏の方は少し淡白でストレートな表現でしょうか。デザンクロなどは表現がクールすぎてもう少し情熱的な演奏を、と思ってしまう部分もありますが、よくよく聞いてみると、実に丁寧に演奏され、スコアが読み込まれていることを感じて好感が持てます。割とビブラートも控えめです。その分、少し柔らかい表現にはかける気がしますが、オーバーな表現に溺れることが無いのはよいと思います。その分、響きが硬い、と感じる部分があるのは残念ですが。
サクソフォーンに興味のある全ての方にオススメの一枚です。
2008年06月03日
お気に入り。
今日も雨模様。いよいよ梅雨本番です。
さて、私はコーヒーが大好きなのですが、最近暑くなってきたこともあり、コーヒーをアイスにして飲むようになりました。夏にキューっといくアイスコーヒーは格別です。関西方面では冷珈(れいこう)といったりもします。普段は豆から淹れて飲むのですが、面倒なので、いつも夏になると無糖のボトルコーヒーを買っておきます。これに牛乳を入れて飲むのが私のお気に入りです。砂糖は入れないので、コーヒーと牛乳だけの風味で飲みます。個人的好みですが、ここで、間違ってもミルクなどといってはいけません。ましてや、牛乳ではなくコーヒーフレッシュなどを入れてはいけません。パックか瓶に入った牛乳でなければ私の欲求は満たしてくれないのです。
話は変わりますが、アイスコーヒーと言うのは日本人が発明したらしいです。海外、特にヨーロッパではコーヒーを冷たく冷やして飲む習慣は今でもあまりないようです。あのアイスコーヒーという、氷が浮いたほろ苦い冷たい液体をストローですするのは日本が発祥らしいです。私も氷を浮かべたいのですが、ウチの怪しい冷蔵庫で作った氷はにおうので使いたくありません。買ってくきた氷だといいのですが、それは毎日使うにはちょっと贅沢です。
いずれにしても、冷たく冷えたコーヒーに同じように冷えた牛乳を注いでキューっと行くのが私の夏のお気に入りです。
さてそこで今日の一枚です。

JOHN COLTRANE/MY FAVORITE THINGS
ATLANTIC 1361-2
このCDはジョン・コルトレーンのソプラノサックス演奏として有名なものです。マイ・フェイバリット・シングス(私のお気に入り)は、映画サウンド・オブ・ミュージックの中のでジュリー・アンドリュースによって歌われたリチャード・ロジャース作曲の曲です。最近でも様々な編曲や、様々な楽器での演奏を耳にします。皆さんも必ずどこかで耳にした曲だと思います。以前、JRか何かのCMでも使われていた曲です。この演奏にあこがれてソプラノサックスに手を出した方もたくさんいると思いますが、いくら練習してもなかなか普通に吹くことすら難しいフレーズがあることに後々驚愕したことでしょう。
コルトレーンの演奏としてはアルバム「ジャイアント・ステップス」「至上の愛」などがよく、取り上げられますが、年代が進むにしたがって音楽が難解になっていく気がします。これは1960年代の録音ですが、耳馴染みのあるメロディーだけに、聞きやすいとも思います。
このコルトレーンの演奏はJAZZが好きな方はいろいろ語ることがあると思いますが、私なりに感じることは難しいことをいとも簡単にやってしまう凄さと、きりっと引き締まったようなソリッドな感じにも関わらず、温かみを感じる音色がなんともいえません。
皆さんも必ずどこかで耳にした曲だと思います。以前、JRか何かのCMでも使われていた曲です。
テナーの演奏でガーシュウィンのサマータイムなども収録されています。
ジャズに入門したい方、「私のお気に入り」や、サウンド・オブ・ミュージックがお好きな方にオススメの一枚です。
さて、私はコーヒーが大好きなのですが、最近暑くなってきたこともあり、コーヒーをアイスにして飲むようになりました。夏にキューっといくアイスコーヒーは格別です。関西方面では冷珈(れいこう)といったりもします。普段は豆から淹れて飲むのですが、面倒なので、いつも夏になると無糖のボトルコーヒーを買っておきます。これに牛乳を入れて飲むのが私のお気に入りです。砂糖は入れないので、コーヒーと牛乳だけの風味で飲みます。個人的好みですが、ここで、間違ってもミルクなどといってはいけません。ましてや、牛乳ではなくコーヒーフレッシュなどを入れてはいけません。パックか瓶に入った牛乳でなければ私の欲求は満たしてくれないのです。
話は変わりますが、アイスコーヒーと言うのは日本人が発明したらしいです。海外、特にヨーロッパではコーヒーを冷たく冷やして飲む習慣は今でもあまりないようです。あのアイスコーヒーという、氷が浮いたほろ苦い冷たい液体をストローですするのは日本が発祥らしいです。私も氷を浮かべたいのですが、ウチの怪しい冷蔵庫で作った氷はにおうので使いたくありません。買ってくきた氷だといいのですが、それは毎日使うにはちょっと贅沢です。
いずれにしても、冷たく冷えたコーヒーに同じように冷えた牛乳を注いでキューっと行くのが私の夏のお気に入りです。
さてそこで今日の一枚です。

JOHN COLTRANE/MY FAVORITE THINGS
ATLANTIC 1361-2
このCDはジョン・コルトレーンのソプラノサックス演奏として有名なものです。マイ・フェイバリット・シングス(私のお気に入り)は、映画サウンド・オブ・ミュージックの中のでジュリー・アンドリュースによって歌われたリチャード・ロジャース作曲の曲です。最近でも様々な編曲や、様々な楽器での演奏を耳にします。皆さんも必ずどこかで耳にした曲だと思います。以前、JRか何かのCMでも使われていた曲です。この演奏にあこがれてソプラノサックスに手を出した方もたくさんいると思いますが、いくら練習してもなかなか普通に吹くことすら難しいフレーズがあることに後々驚愕したことでしょう。
コルトレーンの演奏としてはアルバム「ジャイアント・ステップス」「至上の愛」などがよく、取り上げられますが、年代が進むにしたがって音楽が難解になっていく気がします。これは1960年代の録音ですが、耳馴染みのあるメロディーだけに、聞きやすいとも思います。
このコルトレーンの演奏はJAZZが好きな方はいろいろ語ることがあると思いますが、私なりに感じることは難しいことをいとも簡単にやってしまう凄さと、きりっと引き締まったようなソリッドな感じにも関わらず、温かみを感じる音色がなんともいえません。
皆さんも必ずどこかで耳にした曲だと思います。以前、JRか何かのCMでも使われていた曲です。
テナーの演奏でガーシュウィンのサマータイムなども収録されています。
ジャズに入門したい方、「私のお気に入り」や、サウンド・オブ・ミュージックがお好きな方にオススメの一枚です。
2008年06月02日
回想する。
本日は比較的良い天気の一日となりました。
さて、高松ウインドシンフォニーの定期演奏会も終り、演奏会もひと段落かと思いきや、サンポートのヨンデンプラザでの演奏、そして、来週は御殿浄水場での夕ぐれコンサートと、まだまだ演奏が目白押し。とてもアマチュア演奏家とは思えません。
ところで、数年前の高松ウインドシンフォニーの定期演奏会でレスピーギの「ローマの松」がを演奏しました。さらにこの曲は、私が高校三年生の時に定期演奏会で演奏した曲でした。当時私はバリトンサックスだったのですが、1楽章はタチェット、2楽章は演奏個所が約、8小節、3楽章は演奏個所が約4小節、終楽章は音がでかくて目だつと言う理由で頭をカットされ、最後の20小節ぐらいをやっとチューバと一緒に吹かせてもらえる状態でした。20分以上ある曲で、楽器を吹いたのはほんの2~3分程度でした(泣)。でも、今思うと、懐かしい思い出です。今回はソプラノ&アルトサックスのパートなのですが、練習の旅に当時のことを回想してしまいます。
そこで、今日の一枚です。

レスピーギ「ローマの松」(ローマ三部作)
リッカルド・ムーティ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
東芝EMI(グランドマスターシリーズ) TOCE-3331
このCDはムーティ指揮フィラデルフィア管による、レスピーギのローマ三部作。1984年に録音されたもので、1985年度のレコード・アカデミー賞にも輝いています。世間の評判としては、スタンダードな名演といわれるものでしょう。実は以前、デュトワ指揮、モントリオール響の演奏を紹介しましたが、私の好みはやはりどちらかというとデュトワ盤になります。
「ローマの松」という曲はレスピーギの「ローマ三部作」の第2作目にあたり、第一作目の「ローマの祭」と比べて、さらにオーケストラの編成は大きくなり、なんと舞台のうらにもう一つバンダと呼ばれる、ブラスバンドを用意したり、また、テープによって鶯の鳴き声を出すことを指定するといった珍しいこともなされています。終楽章の「アッピア街道の松」はローマ軍の行進を表したもので木管楽器から、華々しい金管楽器の響きに移りながら、バンダが登場して、エコーのような効果を生んでいます。高校時代、確か、バンダが遠いところから演奏して、音がずれて聞こえるのに戸惑った記憶があります。
演奏は、デュトワ盤が精緻なアンサンブルと流麗な響きを聞かせるのに対し、ムーティ盤は強い推進力と強調されたリズム、きらびやかで華やかな響きが特徴です。ただ、デュトワ盤に比べ、アンサンブル的にルーズな部分も見られるのが残念に感じます。個人的には、(そんなことは絶対にありえないのですが、)音色はムーティ盤で、曲の解釈や、アンサンブルの精緻さは、デュトワ盤という演奏があれば最高なのだと思います。
好みが分かれるところもあると思いますが、どちらも間違いなく名演です。「ローマ三部作」を聴き比べてみたい方、イタリア人指揮者によるレスピーギ(イタリア人)の演奏を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
さて、高松ウインドシンフォニーの定期演奏会も終り、演奏会もひと段落かと思いきや、サンポートのヨンデンプラザでの演奏、そして、来週は御殿浄水場での夕ぐれコンサートと、まだまだ演奏が目白押し。とてもアマチュア演奏家とは思えません。
ところで、数年前の高松ウインドシンフォニーの定期演奏会でレスピーギの「ローマの松」がを演奏しました。さらにこの曲は、私が高校三年生の時に定期演奏会で演奏した曲でした。当時私はバリトンサックスだったのですが、1楽章はタチェット、2楽章は演奏個所が約、8小節、3楽章は演奏個所が約4小節、終楽章は音がでかくて目だつと言う理由で頭をカットされ、最後の20小節ぐらいをやっとチューバと一緒に吹かせてもらえる状態でした。20分以上ある曲で、楽器を吹いたのはほんの2~3分程度でした(泣)。でも、今思うと、懐かしい思い出です。今回はソプラノ&アルトサックスのパートなのですが、練習の旅に当時のことを回想してしまいます。
そこで、今日の一枚です。

レスピーギ「ローマの松」(ローマ三部作)
リッカルド・ムーティ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
東芝EMI(グランドマスターシリーズ) TOCE-3331
このCDはムーティ指揮フィラデルフィア管による、レスピーギのローマ三部作。1984年に録音されたもので、1985年度のレコード・アカデミー賞にも輝いています。世間の評判としては、スタンダードな名演といわれるものでしょう。実は以前、デュトワ指揮、モントリオール響の演奏を紹介しましたが、私の好みはやはりどちらかというとデュトワ盤になります。
「ローマの松」という曲はレスピーギの「ローマ三部作」の第2作目にあたり、第一作目の「ローマの祭」と比べて、さらにオーケストラの編成は大きくなり、なんと舞台のうらにもう一つバンダと呼ばれる、ブラスバンドを用意したり、また、テープによって鶯の鳴き声を出すことを指定するといった珍しいこともなされています。終楽章の「アッピア街道の松」はローマ軍の行進を表したもので木管楽器から、華々しい金管楽器の響きに移りながら、バンダが登場して、エコーのような効果を生んでいます。高校時代、確か、バンダが遠いところから演奏して、音がずれて聞こえるのに戸惑った記憶があります。
演奏は、デュトワ盤が精緻なアンサンブルと流麗な響きを聞かせるのに対し、ムーティ盤は強い推進力と強調されたリズム、きらびやかで華やかな響きが特徴です。ただ、デュトワ盤に比べ、アンサンブル的にルーズな部分も見られるのが残念に感じます。個人的には、(そんなことは絶対にありえないのですが、)音色はムーティ盤で、曲の解釈や、アンサンブルの精緻さは、デュトワ盤という演奏があれば最高なのだと思います。
好みが分かれるところもあると思いますが、どちらも間違いなく名演です。「ローマ三部作」を聴き比べてみたい方、イタリア人指揮者によるレスピーギ(イタリア人)の演奏を聴いてみたい方にオススメの一枚です。