2008年06月16日
舌っ足らず。その2。
6月も既に半ばとなりました。
さて、昨日ちょっと、滑舌のことについて書きましたが、そこから、楽器の発音、タンギングのことを少し書きたいと思います。タンギングのタンというのはもちろん舌のことです。まあ、楽器を吹くときの滑舌と言ってもいいかもしれません。
このタンギング、普段しゃべっているときの発音も影響するようで、普段から、滑舌の悪いしゃべり方をしていると、楽器を吹くときにタンギングのトレーニングが余計に必要になるという話を聴いたことも有ります。真偽の程は定かではないので、なんともいえませんが、歌う代わりに楽器を鳴らしていることを考えると、あながちウソだとも言いがたいと思います。
舌のトレーニングは、なかなか難しく、実際楽器を使って今期よくやるしかないようです。綺麗に早く刻むのはやはり難しい技術なのかもしれません。このホームページにリンクを掲載させていただいている、トルヴェールクヮルテットのH先生オススメの楽器を使わないトレーニング方法は、舌を前歯の間にはさんで固定して、「トゥ」とか、「テ」とか、で着る練習をすることだそうです。舌が不自由になる分、効果が上がるようです。
私も、少しやってみましたが、歯ではさむのを止めたときの開放感は素晴らしいです。(笑)実際、自由になったときは舌がスムーズに動く感覚があるので、楽器を吹けないときには有効な練習方法なのかもしれません。
少しずつ、自分にあったトレーニング方法も見つけるとよいとは思うのですが、なかなか、自分ひとりでやっている分には、それも時間のかかる作業のようです。
そこで、今日の一枚です。

Grieg, Glazounov, Dvorák/Quatuor HABANERA
ハバネラ四重奏団
Alpha 041
このCDはフランスの若手サクソフォーン・クヮルテット、ハバネラ四重奏団の2枚目に当たるアルバムです。
Christian WIRTH, Sylvain MALÉZIEUX, Fabrizio MANCUSO, Gilles TRESSOS,という4人によって1993年に結成された、フランスで活動する団体です。オリジナルから現代曲、編曲ものといった多彩なレパートリーを持っています。現在、セルマー&ヴァンドレン・アーティストとして活動しています。(楽器はセルマー、マウスピースやリードはバンドレンという、宣伝活動を行なっているようです。)ボルドーで行なわれたロンデックス国際サクソフォーン・コンテストなどで1等を得るなど、、多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。
曲目は、グリーグの組曲「ホルベルクの時代から」、グラズノフのサクソフォン4重奏曲 、ドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」、といったアレンジものも含めて、正統派サクソフォン4重奏曲が集められています。ドヴォルザークのアメリカは日本でよく演奏されていた坂口新氏の編曲のものではなく、ソプラノのクリスティアン・ヴィルスによるもののようです。この「アメリカ」全曲をしっかりした団体の演奏で聴くことができるのは現在このCDぐらいでしょうか。また、昨日、八重奏で紹介したホルベルクを4人で見事に演奏しています。
演奏は、抑制されたヴィヴラートと緻密に組み立てられた音楽、高い技術力で、目のさめるような演奏です。弦楽器からの編曲にもかかわらず、タンギングも見事に処理されています。グラズノフの演奏も正統派な中に、現代的な雰囲気を感じさせる演奏です。少しーシャープに過ぎる部分も感じられますが、無理に作った印象派無く、自然に聴ける感じのどちらかといえば、クリアな演奏という感じです。
サクソフォーンを吹く全ての方、ドヴォルザークの名曲をサクソフォーンの音色で聴いてみたい方、にオススメの一枚です。
さて、昨日ちょっと、滑舌のことについて書きましたが、そこから、楽器の発音、タンギングのことを少し書きたいと思います。タンギングのタンというのはもちろん舌のことです。まあ、楽器を吹くときの滑舌と言ってもいいかもしれません。
このタンギング、普段しゃべっているときの発音も影響するようで、普段から、滑舌の悪いしゃべり方をしていると、楽器を吹くときにタンギングのトレーニングが余計に必要になるという話を聴いたことも有ります。真偽の程は定かではないので、なんともいえませんが、歌う代わりに楽器を鳴らしていることを考えると、あながちウソだとも言いがたいと思います。
舌のトレーニングは、なかなか難しく、実際楽器を使って今期よくやるしかないようです。綺麗に早く刻むのはやはり難しい技術なのかもしれません。このホームページにリンクを掲載させていただいている、トルヴェールクヮルテットのH先生オススメの楽器を使わないトレーニング方法は、舌を前歯の間にはさんで固定して、「トゥ」とか、「テ」とか、で着る練習をすることだそうです。舌が不自由になる分、効果が上がるようです。
私も、少しやってみましたが、歯ではさむのを止めたときの開放感は素晴らしいです。(笑)実際、自由になったときは舌がスムーズに動く感覚があるので、楽器を吹けないときには有効な練習方法なのかもしれません。
少しずつ、自分にあったトレーニング方法も見つけるとよいとは思うのですが、なかなか、自分ひとりでやっている分には、それも時間のかかる作業のようです。
そこで、今日の一枚です。

Grieg, Glazounov, Dvorák/Quatuor HABANERA
ハバネラ四重奏団
Alpha 041
このCDはフランスの若手サクソフォーン・クヮルテット、ハバネラ四重奏団の2枚目に当たるアルバムです。
Christian WIRTH, Sylvain MALÉZIEUX, Fabrizio MANCUSO, Gilles TRESSOS,という4人によって1993年に結成された、フランスで活動する団体です。オリジナルから現代曲、編曲ものといった多彩なレパートリーを持っています。現在、セルマー&ヴァンドレン・アーティストとして活動しています。(楽器はセルマー、マウスピースやリードはバンドレンという、宣伝活動を行なっているようです。)ボルドーで行なわれたロンデックス国際サクソフォーン・コンテストなどで1等を得るなど、、多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。
曲目は、グリーグの組曲「ホルベルクの時代から」、グラズノフのサクソフォン4重奏曲 、ドヴォルザークの弦楽4重奏曲第12番「アメリカ」、といったアレンジものも含めて、正統派サクソフォン4重奏曲が集められています。ドヴォルザークのアメリカは日本でよく演奏されていた坂口新氏の編曲のものではなく、ソプラノのクリスティアン・ヴィルスによるもののようです。この「アメリカ」全曲をしっかりした団体の演奏で聴くことができるのは現在このCDぐらいでしょうか。また、昨日、八重奏で紹介したホルベルクを4人で見事に演奏しています。
演奏は、抑制されたヴィヴラートと緻密に組み立てられた音楽、高い技術力で、目のさめるような演奏です。弦楽器からの編曲にもかかわらず、タンギングも見事に処理されています。グラズノフの演奏も正統派な中に、現代的な雰囲気を感じさせる演奏です。少しーシャープに過ぎる部分も感じられますが、無理に作った印象派無く、自然に聴ける感じのどちらかといえば、クリアな演奏という感じです。
サクソフォーンを吹く全ての方、ドヴォルザークの名曲をサクソフォーンの音色で聴いてみたい方、にオススメの一枚です。