この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  
Posted by あしたさぬき.JP at

2008年06月04日

彫刻?像?芸術品?

梅雨、順調に雨が降っています。ここ香川県では雨の少ない梅雨が続くと、間違いなく、夏は水不足になるのではないかと思います。じめじめするのは嫌ですが、水不足にならないためにも、多少は雨が降ってほしい気分です。
 さて、巷では既に過去のこととして忘れられていることと思いますが、以前、新しくなった駅前に置かれているポストの上に乗っかっていた那須与一の像。この像がいたずらで破損させられることがあとをたちませんでした。ポストの上に乗っているぐらいなので、そんなに大きな像ではなく結構こじんまりした物です。ちなみに那須与一は、ご存知の通り、平家物語に登場する壇ノ浦で、扇の的を射たあの人物です。香川県には今でも、屋島、壇ノ浦という地名が残っています。
 で、この弓を射ている姿の像の弓や鏃が壊されることが続くというじけんが。そのたびに補修しているようなのですが、補修するたびに壊されていました。そういえば、岡山駅前でも、桃太郎の像の破損が相次いでいたとか。どこでも同じようなことがあるものだ、と思ってしまいます。このあたり、人間性やモラルの問題にはなるのですが、公共のものをみだりに破損するのはやはり犯罪行為なので、許せませんが、さて、そこにおいてある像についてしばし考えてしまいます。
 私の結論としたら、「そんなとこにそんなものおかなきゃいいでしょ。」なのです。実際に私も那須与一像見ましたが、小さいが故に、弓なんかが細い。ちょっといたずら心で強く握ると、あっという間にぽっきり折れそうです。折れない大きさで作るとか、アクリルのケースで覆うとか、もう少し高い場所に飾るとか、そういう対策は出来なかったものでしょうか。台をつけて、今より、30センチぐらい上に載せると、いたずらは激減する気もするのですが、そんなことは考えてないようです。そもそも、公共の場にあるものは、手で触れられるものの方が親しみもわいて、いいような気がするのですが、人のものを壊すのはよくない、という教育もされていますが、壊れ物を壊れそうな場所に置かない、という教育もなされていると思うのですが。
 そもそも、那須与一の像、モニュメントでもなく、芸術品でもなく、ただ、親しんでもらうための像のはず。少々触るぐらいで折れそうなのは問題だと思います。芸術性よりはもっと、公共の場に適した作り方、飾り方もあると思うのですが…。
さて、今日の一枚です。





New Art Saxophone Quartet/PRIMAVERA
Ars Musici AMP 5090-2(輸入盤)

このCDは1991年スイスのバーゼルで結成されたNew Art Saxophone Quartetのアルバム。1998年の録音です。アルバムとしては2枚目らしいのですが、私は1枚目のアルバムは持っていません。カノン風組曲 (カーター) 、菊の花 (プッチーニ) 、サクソフォン4重奏曲 (デザンクロ) 、ラッシュ (ドナトーニ) 、サクソフォン4重奏曲第1番 (サンジュレ) 、アラリック I or II (ブライヤーズ) 、ライザ (ガーシュウィン) 、サマータイム (ガーシュウィン) 、レディ・ビー・グッド (ガーシュウィン) と言う曲目が収録されています。
NEW ART とは、音楽のレパートリーと、新旧の音楽を結び付けた新しい芸術、という意味でつけられているようです。
 演奏の方は少し淡白でストレートな表現でしょうか。デザンクロなどは表現がクールすぎてもう少し情熱的な演奏を、と思ってしまう部分もありますが、よくよく聞いてみると、実に丁寧に演奏され、スコアが読み込まれていることを感じて好感が持てます。割とビブラートも控えめです。その分、少し柔らかい表現にはかける気がしますが、オーバーな表現に溺れることが無いのはよいと思います。その分、響きが硬い、と感じる部分があるのは残念ですが。
 サクソフォーンに興味のある全ての方にオススメの一枚です。
  

Posted by のりくん at 10:01Comments(0)今日の一枚