2008年08月28日
落ち着く。
今日も朝から雨模様。気温も低めとなりましたが、湿度が高いので、べたつく一日でした。8月もあと残すところ3日となりました。今年はいつもに比べて台風も少なく、おかげで雨も少ないので水不足が続いています。
さて、最近、平日は残業続きの仕事、休日はどこかで演奏か、そのための練習かのどちらか、という日々が続いています。まあ、何もしないで、ボーっとしているよりは充実した日々なのかもしれませんが、独身で彼女もおらず好き勝手に生きている日々にどっぷりつかっていてもいいのかと、多少不安になることもあります。
家に帰って落ち着くと、疲れと孤独感がどっと押し寄せてくることもあります。もしかしたら、それを感じなくさせるために自分で仕事や、演奏活動に追い込んでいるのかもしれません。本当は落ち着く場所が今はなくなっているのかもしれません。
そこで今日の一枚です。

Domenico Scarlatti/Aurelia Saxophone Quartet
Wilke te BRUMMELSTROETE (メゾ・ソプラノ)
CHALLENGE CLASSIC CC 7204
このCDはオーレリア・サクソフォン・カルテットによる、スカルラッティのソナタを12曲とメゾ・ソプラノをくわえた作品が収められたものです。
オーレリア・サクソフォーン・カルテットは以前にもアルバムを紹介しましたので、詳しいことは割愛します。
全体は、非常に生き生きとした音楽が愛情深く奏でられているというイメージでしょうか。部分的には音程にドッキッとする部分もなきにしもあらず、ですが、それを超越した音楽性があると思います。
話は少しそれますが、サクソフォーンに関しても日本人の演奏は世界一音程に厳しい演奏ではないかと思っています。そのおかげで、美しいハーモニーを作り上げたり、歌として、楽譜を正確に表現することもできるのですが、反面、気をつけないと人間味にかけたイメージにもなりかねない気もします。昔は、バイオリンなどでは、旋律を強弱や、テンポで歌う、ということに加え、音程で歌う、ということをしていたようです。つまり、音程を微妙にあげたり、下げたりして、歌を表現するのに使っていたらしいのです。最近ではあまり激しく音程を上下させることは無いですが、確かに歌の中でも音程をほんの少し下げたり、あげたりすると、落ち着く音があったりするような気もします。私は音楽を専門的にやっていないので、楽典や、音楽理論に基づくことは分かりませんが、感覚として、なんとなくそう感じます。センスでそれができるようになるのかもしれませんが。そこに味があるのかもしれません。
そんな味、すら感じられるような演奏です。しかも、現代曲のリリースが多いサクソフォーンアンサンブルの中で、ほとんどがスカルラッティの曲からのアルバム、ほっとするというか、落ち着く一枚です。
サクソフォーンの現代曲に少々聴き疲れした方にオススメの一枚です。
さて、最近、平日は残業続きの仕事、休日はどこかで演奏か、そのための練習かのどちらか、という日々が続いています。まあ、何もしないで、ボーっとしているよりは充実した日々なのかもしれませんが、独身で彼女もおらず好き勝手に生きている日々にどっぷりつかっていてもいいのかと、多少不安になることもあります。
家に帰って落ち着くと、疲れと孤独感がどっと押し寄せてくることもあります。もしかしたら、それを感じなくさせるために自分で仕事や、演奏活動に追い込んでいるのかもしれません。本当は落ち着く場所が今はなくなっているのかもしれません。
そこで今日の一枚です。

Domenico Scarlatti/Aurelia Saxophone Quartet
Wilke te BRUMMELSTROETE (メゾ・ソプラノ)
CHALLENGE CLASSIC CC 7204
このCDはオーレリア・サクソフォン・カルテットによる、スカルラッティのソナタを12曲とメゾ・ソプラノをくわえた作品が収められたものです。
オーレリア・サクソフォーン・カルテットは以前にもアルバムを紹介しましたので、詳しいことは割愛します。
全体は、非常に生き生きとした音楽が愛情深く奏でられているというイメージでしょうか。部分的には音程にドッキッとする部分もなきにしもあらず、ですが、それを超越した音楽性があると思います。
話は少しそれますが、サクソフォーンに関しても日本人の演奏は世界一音程に厳しい演奏ではないかと思っています。そのおかげで、美しいハーモニーを作り上げたり、歌として、楽譜を正確に表現することもできるのですが、反面、気をつけないと人間味にかけたイメージにもなりかねない気もします。昔は、バイオリンなどでは、旋律を強弱や、テンポで歌う、ということに加え、音程で歌う、ということをしていたようです。つまり、音程を微妙にあげたり、下げたりして、歌を表現するのに使っていたらしいのです。最近ではあまり激しく音程を上下させることは無いですが、確かに歌の中でも音程をほんの少し下げたり、あげたりすると、落ち着く音があったりするような気もします。私は音楽を専門的にやっていないので、楽典や、音楽理論に基づくことは分かりませんが、感覚として、なんとなくそう感じます。センスでそれができるようになるのかもしれませんが。そこに味があるのかもしれません。
そんな味、すら感じられるような演奏です。しかも、現代曲のリリースが多いサクソフォーンアンサンブルの中で、ほとんどがスカルラッティの曲からのアルバム、ほっとするというか、落ち着く一枚です。
サクソフォーンの現代曲に少々聴き疲れした方にオススメの一枚です。