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Posted by あしたさぬき.JP at

2009年03月12日

やっぱりミュール。

私はかなりの量のCD、とりわけ、
クラシック・サクソフォンのソロやアンサンブルのCDを持っています。

最近、色々な若手といわれる演奏家や、
カルテットのCDがリリースされるようになりました。

私が音源を収拾し始めた頃とは、比べ物にならないくらい
沢山のCDがリリースされています。


欲しい曲がかなりの確率で手に入るようになりました。

それでも、何故か、時々古い時代のレコードが
CD化されて復刻します。

それだけ需要も、価値もある演奏ということなのかもしれません。


そこで今日の一枚です。




Marcel Mule/Saxophone with Piano and Quartet
グリーンドア GD-2023


このCDはマルセルミュールの演奏によるソロと、彼の参加しているカルテットの演奏が収録されたもの。ミュールの演奏が効けるCDはかなりありますが、たいていがSPレコードからの復刻で、かなり音質に難があるものも多いのですが、このCDはそういった意味ではかなり音質も良好です。
ともかく、当時のミュールが、どれだけ凄かったかを思い知らされるようなCDです。今の録音技術で現代に録音され、リリースされたとしても、多少音色やビブラートの古さを感じたとしても、特に違和感なく聴くことが出来るであろう、演奏です。
それどころか、音色のコントロール、テクニック、音楽の適切な表現、どれをとってもこの時代で、サクソフォーンの進化がすでに成熟していたのではないかと思わせるほどの力がある演奏です。
全てのサクソフォーンを愛する方に聴いて頂きたいオススメの一枚。  

Posted by のりくん at 19:27Comments(0)今日の一枚