2009年01月08日

ふと思うところがあって、その1。

最近、ふと思うところがあって、何となくクラシックサクソフォンのソロCDをいろいろと聞き返しています。

一口にソロCDといっても、様々な奏者の様々なCDがリリースされています。


私がクラシックサクソフォンのCDを集め始めたきっかけは、実はサクソフォンアンサンブル、デザンクロの四重奏曲を聴き比べてみたい、と思ったことがきっかけでしたので、今でも購入の際はソロのCDよりは、アンサンブルのCDの方に食指が動いてしまいます。

しかし、デザンクロの四重奏曲、中学生の時に初めて聴いたデファイエカルテットの演奏の印象があまりにも強く、間でもいろいろな意味でこの演奏こそが最高のような気がしてなりません。

さて、ソロのCDにあまり食指が動かなかったのですが、ソロのCDもある程度ターゲットを決めて買ってみようということで、
最初に聞き比べとして選んだ曲は、イベールのコンチェルティーノ・ダ・カメラ。
サクソフォンのソロとしては、王道です。勿論初演はマルセルミュール。

まあ、そんなこんなで、最近ミュールの演奏を中心にサクソフォンソロのCDを聞いています。

そこで今日の一枚。



ふと思うところがあって、その1。


Saxophone Concertos
ユージン・ルソー/ポール・ケンツ指揮・室内管弦楽団
グラモフォン 453 991-2


このCDはユージン・ルソーのソロによる、コンチェルト集。バックはオケです。曲目は、イベールをはじめ、グラズノフ、ヴィラ=ロボス、デュボアとまさにコンチェルトの王道。
録音が1971年と多少古めですが、その分、ルソーの若々しさが感じられて、ソロの方はいい感じです。ちょっと残念なのはオケの演奏が…イマイチです。
フランス人奏者とはまた違ったチャレンジスピリッツのようなものが微妙に感じられる気がするのは私だけでしょうか。
クラシックサクソフォンに興味がある全ての方にオススメの一枚です。


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