2008年10月12日

よくわからなくても…。

今日は日曜日でお休みですが、サクソフォーンアンサンブルコンサートまであと一週間ということで、当然練習。明日は別のカルテットの練習tとラージの練習もあります。 
さて、今回の演奏会、ニュルンベルクのマイスタージンガーから第一幕への前奏曲を演奏するのですが、元の楽劇は当然、ドイツ語です。まあ、動画とか見るときには字幕スーパーが出るので、日本語訳がありますが、それでもドイツ語は全くわからない状態。でも、何となくあらすじとかが判っているとそれなりに楽しめたりするので不思議です。勿論原語がわかればもっと楽しめるのかもしれませんが。
そこで今日の一枚です。



よくわからなくても…。


SATIE Piano Works(selectinon)
Klara Kormendi(ピアノ)
NAXOS 8.550305

このCDはエリック・サティのピアノ小品集です。私はあまりナクソスのCDを買いません、なので、あまり持ってもいないのですが、ピアノ曲に対して興味とこだわりのない私は安いCDを探した結果ナクソスのCDになったと言ういきさつです。
 このサティの曲で、このCDにも収録されているジムノペティという曲があるのですが、この曲はずいぶん昔、喫茶店で延々流れていた記憶があります。ピアノの演奏でだけではなく、弦楽の演奏だったりもしますが、今でもいろいろな場所で、様々な形で、この曲は耳にします。
 サティというフランスの作曲家は1866年生まれです。サティが作曲を始めた頃はロマン派の時代であり、ヴァーグナーなどが大流行していた時代です。しかし、サティはいち早く印象主義的な曲の作曲はじめ、独自の道を歩みます。ドビュッシーが印象主義へと進んだ時、サティは一歩先を行き、すでに印象主義には留まっていませんでした。生涯彼は常に先駆者であったようですが、そのために、うした曲が全く注目されなかった当、音楽界において長く不遇の時を過ごします。サティは「ムッシュー・ル・ボワール(貧乏氏)」とあだ名されるほど貧乏でした。キャバレーで雇われピアニストとして働いたり、シャンソン歌手の伴奏をしたりして生計をたてていたようです。シャンソンなども作曲していて、今日でも有名な「Je te veux」などはじめ60曲近くのシャンソンを作ったと言われています。
 このCD、ピアニストのクオリティーは私は良くわからないので、なんともいえませんが、全編サティワールドになっています。
 ちょっとピアノのBGMとして聴くのにオススメの一枚です。


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この記事へのコメント
マイスタージンガーの意味さえ知らなかったのですが、調べてみるとおもしろいものですね。
もう少しゆったり演奏曲と向きあいたいと思いました。
もう、迫ってきてますが。。。
Posted by パープル at 2008年10月13日 11:20
>パープルさん

マイスタージンガーのキーワードは、

歌手

徒弟制度

ハンス・ザックス


位かな?

曲と向き合うのに、遅すぎることはありません。
Posted by のりくんのりくん at 2008年10月13日 20:34
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    コメント(2)