2008年09月02日

ノリのよさ。

 水不足が続いています。取水制限ももう限界まで来て、そろそろ時間給水になるかもしれません。しかし、雨があまり降らないものの、お天気はなにげなーくどんよりとしたままで、気持ちも沈みがちになってしまいます。
 こういったときはパーッと楽しいことでもやりたいのですが、日常の生活の中、そうも行きません。また、台風の被害にあった人などはそんなことを言っている暇すらないことと思います。
 せめて、ノリのよい音楽でも聞いて過ごすのがいいのかもしれません。
そこで今日の一枚です。



ノリのよさ。


Sentimental Duke/Barcelona Sax Quartet
Ars Harmonica AH 055

このCDはバルセロナ・サックス・カルテットによる、デュークエリントンを中心とした、音楽が収録されたアルバムです。この団体の詳しいことはちょっとわかりません。
 曲目は、デュークス・ブルース (エリントン) 、アイ・レット・ア・ソング・ゴー・アウト・オヴ・マイ・ハート (エリントン) 、ソー (エリントン) 、ジャズ組曲 (イトゥラルデ) 、エリントン・メドレー (ヴェルジュ編) 、メモリアス (イトゥラルデ) 、イン・ア・センチメンタル・ムード (エリントン) 、チュニジアの夜 (ガレスピー) となっています。曲によってはウッド・ベース(ジャズでは弦バスと呼ばずにこう呼ぶのがいいんでしょうね。)が使われています。
 実はあまりにジャズっぽいアルバムなので、クラシック・サクソフォーン・アンサンブルというジャンルの定義からは外れているかとも思ったのですが、どうやら、メンバーの人たちがクラシック・サックスを学んだ人のようだということ、一般的なジャズの編成からは考えられないような編成であることで、ここに紹介することにしました。そう、皆さんお忘れかもしれませんが、実は「輸入盤クラシック・サクソフォーン企画」、まだ続いております。(忘れてた方、思い出してくださいね。)
 とはいえ、曲はデューク・エリントンの曲を中心にジャズらしいノリのよい演奏を聞くことができます。ただ、曲によっては少し中途半端に終わっているかも知れないと感じる部分があるのが残念です。どうせなら、もっと思いっきりやってもよかったのかもしれません。
 サクソフォーン+ウッド・ベースという少し変わった編成のJAZZを聞いてみたい方、クラシックのテイストを残しながらのJAZZを聞いてみたい方にオススメの一枚です。



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