2008年09月29日

台風が来ませんが…。

台風らしい台風がやってきません。他の各地では前回の台風で水害まで起きたようですが、水不足を根本的に解決できるような雨は降っていません。
台風になると被害が出たりもするので、あまり台風を期待するというのも不謹慎なのかもしれませんが、台風に期待するしかないほど、水不足が深刻です。でも、やはり台風というのは災害として捉えていなければならないのかもしれません。
 台風によって停電になって、その上に浸水が起こったりするとはっきり言ってパニックです。
 そこで今日の一枚です。


台風が来ませんが…。



グローフェ 組曲「グランド・キャニオン」
バーンスタイン シンフォニック・ダンス「ウエスト・サイド物語」
指揮:レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック
CBS/SONY 20AC 1570

これはLPレコードです。現在、これに他のガーシュウィンの曲が加えられたような形でCDも出ているようです。シンフォニック・ダンスのほうは、先日紹介したCDの中に全く同じ演奏が収録されています。
 さて、グランド・キャニオンですが、以前、ドラティ/デトロイト響のものを紹介しましたが、私が聞いたのはこのレコードが最初でした。ドラティ盤に比べて、多少、線が細いと言うか、盛り上がりに欠けると言う印象はありますが、以外にもそのあっさりとした味付けに良さを感じる部分もあります。「日の出」の部分などはそのよさが顕著に現れているのか、盛り上げ方も見事です。
 で、やはり台風からイメージするのは「豪雨」の場面ですが、このバーンスタイン盤は多少、平坦というか、力強さに欠けるかもしれません。盛り上がってきたな、と思ったらあれ?終了ですか?見たいなイメージが無きにしも非ずです。
 しかし、全体的に良くまとめられた構成で、きちんと組曲として捉えようとする姿勢もうかがえます。シンフォニック・ダンスのほうは先日書いた通りなのでそちらをご参照ください。
 LPで曲数が少ないため、この2曲のみの収録となっています。
 バーンスタインによる自作自演を含めたアメリカ音楽を楽しみたい方、グローフェの「グランド・キャニオン」を聞いてみたい方にオススメの一枚です。


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