2008年09月27日

視力検査。

いまだに水不足。この天気、一体どうなるのか???大丈夫なのか香川県。
 さて、最近視力が低下している気がします。私は年に数度、 とある目の検査をしているので、時々視力を測っています。そこではさほど視力は低下していないようなのですが、最近景色が見えにくい気がしています。
 思うのですが、あの視力検査のランドルト環、見えにくい域になってくるとほとんどカンで答えてますが、もしまぐれで3つぐらい当たったら、その視力になってしまうのでしょうか?よくわかりません。でも、あれが日本では主流の視力検査なので、きっと信頼性は高いのだろうと思います。しかし、学生時代、視力が低いと、あの視力検査のボードの前で「ハイ、ひとつ前の線まで寄って」と言われ、さらに見えない旨、伝えると、「見えるところまで寄ってきてください」と言われるのはちょっと恥ずかしかった記憶があります。何せ、一番上のでっかいのを見るがために、あのボードを見上げるほど、前まで行かなければなりませんでしたもので。今は眼科などに行くと、裸眼視力はある程度機械で正確に測れるようなので、そんなこともありませんが。
 しかし、あの、「前の線まで」は中高生の頃はちょっとショックでした。
 そこで今日の一枚です。



視力検査。



フォー・カラーズ/アルディ・サクソフォン・クヮルテット
マイスター・ミュージック MM-1110

このCDは先日紹介したアルディ・サクソフォン・クヮルテットの2枚目に当たるアルバムです。比較的民謡系というか、民族色の強い作品での構成になっています。
 曲目は、民謡による3つのロンド(バルトーク)、民謡風ロンドの主題による前奏と変奏曲(ピエルネ)、4人のコラージュ (啼鵬)、ルーマニア民謡の主題による組曲 (アプシル)、アヴェ・マリア (カッチーニ)となっています。
 演奏のほうはやはり、きっちりとした端正といった印象です。ただし、民族音楽的なある意味泥臭さがもう少しあっても楽しかったかもしれません。批判的に書くと、どちらかと言えば、楽譜に書かれていることを忠実にやろうとしていることは聞いて取れるのですが、その反面、楽譜に対して近眼的になっているような気もします。たとえば、アプシルのルーマニ民謡の主題による組曲などは、私が以前紹介したジャン・リュデュー氏のカルテットの方が、民族的な風味を感じられて私は好きです。ただ、全体を通して、ハーモニーのひびかせ方や、音の処理は絶品とも言うべきもので、一聴の価値があります。たぶん、民族的な泥臭さを求めるかどうかは好みの問題なのだと思います。ただ、もうちょっと、自己主張というか、楽譜に書かれていないテイストをつけると言ったことが欲しいような気もします。
 端正な演奏を聞きたい方、楽譜を見ながらの参考演奏を探している方にオススメの一枚です。


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