2008年01月09日

実は二代目。

この記事は2004年3月24日に書かれた記事を加筆修正したものです。


 さて、私が高校生になったとき初めて自転車通学というものを体験したのですが、そのとき、4月が雨ばかりでうんざりしたことを今でも覚えています。当時乗っていた自転車は乗りつぶしてしまい(ギヤがちびて回らなくなりました)ましたが、数年前、とあるきっかけで自転車を買いました。今はその自転車に乗っています。最近はあまり乗っていませんが…。
 買い替えといえば、昨日、少し書いた私のソプラノサックス。実は2代目なのです。初代の楽器は国内最大メーカーのYAM○HA製でした。今の楽器が気に入って買い換えたのですが、訳合ってその楽器は地元のとある高校の吹奏楽部に嫁に出しました。本当は手元においておきたかったのですが、なにせ、そこまで裕福ではなかったので、下取りに出すしかなかったのです。その後かなり時間がたってから、今使っている楽器と同じ機種のものをあの、本多俊之氏が愛用していると言うことなども知りました。楽器を買った時には誰が使ってるかなどは私には関係なく、自分が良いと思うかどうかが問題だったのです。でも、本多俊之氏と同じ楽器を持っていることがちょっと嬉しくも思います。
さて、そこで今日の一枚。

SYMBIOSIS(シンバイオシス)/本多俊之
synergetic soundtracks by TOSHIYUKI HONDA
From The movie of JUZO ITAMI
東芝EMI TOCT-5726

このCDは伊丹十三監督作品のサウンドトラックの抜粋を集めたような形になっています。あげまん、マルサの女、マルサの女2のサウンドトラックから収録されています。実は、マルサの女という映画を私は長い間見たことがありませんでした。本多俊之という方の名前ををはじめて知ったのは、ニュースステーションのテーマを吹いていたときです。たしか、一度、番組に登場して、テーマを吹いていた画面を見た記憶があります。
 本多氏の音はjazz、フュージョン系にもかかわらず、美しい音だと感じてしまいます。おそらく、技術的にも非常にしっかりしたものをトレーニングし、もっていらしゃると思うのですが、アドリブソロや、作曲された曲を聞くとやっぱり天才だー。と感じずにはいられません。ある曲のアドリブソロを耳コピしてやろうとしたのですが、何とか音は取れたものの、それ自体指が回らない。楽譜があっても練習をかなりしないと私には吹けません。いや、練習しても吹けないかもしれません。そのぐらい凄いです。
私が大好きなアーティストの一人です。ソプラノの音も大好きです。
上質なJAZZ、美しい音(上手く表現できませんが)と、しっかりとした技術に裏付けられた演奏です。
映画好きの方をはじめ全ての人にオススメの一枚です。(ただ残念ながら、中古でも手に入りにくい一枚です。)


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