2008年01月08日

ローランドR-09

ローランドR-09

先日、ローランドのR-09という録音機材を購入しました。コンパクトなマイク内蔵型のICレコーダーのようなものです。SDカードに記録します。
コンパクトといっても、最近のICレコーダーのように極端に小さいものではなく、音質を優先しているので、多少の大きさはあります。タバコの箱より一回り大きいくらいでしょうか。

MP3とWAVデータでの録音が可能なことと、16bitだけでなく、24bitにも対応しているので、高音質での録音が出来ます。ちょっとした演奏会ぐらいならば、この録音機でも十分と感じられる音質。しかも、SDカードからPCに直接データを転送できるので、編集の時も手軽に出来ます。

買った目的は、練習を録音し、その反省材料に使おうというものです。先日来、自分の練習を録音していますが、自分の演奏のまずさに吐き気をもよおしそうになるぐらい、高音質でしっかり録音できています。

そこで今日の一枚。

セルジュ・チェリビダッケ指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団
ラヴェル/ダフニスとクロエ
「ダフニスとクロエ」第2組曲
組曲「クープランの墓」
ラ・ヴァルス
ユニバーサルクラシック POCG-10278

チェリビダッケ&シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏。チェリビダッケなので、勿論ライブ録音です。「クープランの墓」が収録されています。チェリビダッケらしいゆったりとしたテンポで、細部にいたるまでしっかりと作りこまれた演奏です。ただ、以前に紹介したアンセルメ/スイスロマンドの演奏に比べると、立体感が乏しい気もします。これは録音のせいかもしれません。アンセルメの方は、DECCAの超一流のエンジニアが録音の目的のために録ったものに対してチェリビダッケはライブの一発勝負です。細部の緻密さはライブにも関わらず、チェリビダッケの方が一枚上手かもしれません。フランスらしい洒脱さはアンセルメのほうに軍配かも。一緒に収録されているラ・ヴァルスはフランスものというよりもドイツ的なワルツの印象を受けます。緻密なライブでの録音を楽しみたい方にオススメの一枚です。


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