2008年08月16日
我慢の夏。
今日もよい天気です。夕立が降ってもバラっと降る程度で、本格的な雨になりません。立っているだけで汗ばんでくる今日この頃です。
さて、吹奏楽の中ではオーケストラ作品のアレンジ物を演奏することがよくあります。ただ、この場合やはり、サックスという楽器は耐えることが必要な楽器となってしまうような気がします。響きをブレンドさせることに徹す部分が多くストレートな音色が逆に表面に出ないようにすることもしばしばです。もしかして、そういう耐える行為がアンサンブル好きな人々を育てる土壌になっているのかもしれません。私の知る限り、サクソフォーン・アンサンブルは他の木管楽器のアンサンブルよりも活発に活動している姿をよく目にします。吹奏楽の中で耐える分、我慢する分、アンサンブルで発散する部分も多くあるのかもしれません。
それだけ、アンサンブルが完成されたものなのかもしれません。内輪で盛り上がるのが好きなだけかもしれませんが(笑)。
私も、学生時代、アンサンブルコンテストに何度か出場し、今でも一般の部で出場していますが、やはり思い出深い曲は中学生や高校生のときに演奏した曲のような気もします。それは他の曲に思い入れが無かったというのではなく、やはり、毎日のように練習した曲が体に染み付いているからなのかもしれません。あの頃吹いた曲の同じパートは今でも記憶に残っていて、楽譜が無くても演奏できます。
そこで今日の一枚です。
サキソフォンの名技
グラズノフ/サキソフォン協奏曲
グラズノフ/サキソフォン四重奏曲
レフ・ミハイロフ(アルト・ソロ、ソプラノ)
アレクサンドル・オセイチュック(アルト)
ユーリー・ヴォロンツォフ(テナー)
ウラジーミル・エリョーミン(バリトン)
メロディア (ビクター)VIC-2348
これはCDではなくLPレコードです。ミハイロフ氏のソロと彼を中心としたカルテットの演奏を聴くことが出来ます。このレフ・ミハイロフ氏は、ロシア(当時ソビエト連邦)のクラリネットとサクソフォーンのバイプレーヤのようすが、詳しいことは私は知りません。現在もご存命なのか同かも不明です。以前は、オーケストラにはサックス奏者が常任でいなかったということもあってか、クラリネット奏者がサックス奏者として活動している姿がよく見られました。現在はあまりそのような姿を見かけることもなくなりました。
さて、このグラズノフの四重奏曲は私が、高校時代に演奏した思い出の曲です。当時はリリースされている音源がこのレコードしか無く、カセットテープにダビングして、テープが擦り切れるほど聴いた記憶があります。ただ、残念なことにCD化されていないようです。(協奏曲のみはCDがあるようです)
音色は多少古い感じのサックスの音というか、フランスともアメリカとも当然、日本とも違う感覚の音色がしています。少し金属的な大人のですが、それでいて芯の通ったしっかりした太い音色です。ただし、歌い方や音楽性はすばらしい演奏です。
グラズノフのサクソフォン四重奏曲を聴いて見たい方、ロシア(ソビエト)のサクソフォーンの音色を聞いてみたい方にオススメの一枚です。
さて、吹奏楽の中ではオーケストラ作品のアレンジ物を演奏することがよくあります。ただ、この場合やはり、サックスという楽器は耐えることが必要な楽器となってしまうような気がします。響きをブレンドさせることに徹す部分が多くストレートな音色が逆に表面に出ないようにすることもしばしばです。もしかして、そういう耐える行為がアンサンブル好きな人々を育てる土壌になっているのかもしれません。私の知る限り、サクソフォーン・アンサンブルは他の木管楽器のアンサンブルよりも活発に活動している姿をよく目にします。吹奏楽の中で耐える分、我慢する分、アンサンブルで発散する部分も多くあるのかもしれません。
それだけ、アンサンブルが完成されたものなのかもしれません。内輪で盛り上がるのが好きなだけかもしれませんが(笑)。
私も、学生時代、アンサンブルコンテストに何度か出場し、今でも一般の部で出場していますが、やはり思い出深い曲は中学生や高校生のときに演奏した曲のような気もします。それは他の曲に思い入れが無かったというのではなく、やはり、毎日のように練習した曲が体に染み付いているからなのかもしれません。あの頃吹いた曲の同じパートは今でも記憶に残っていて、楽譜が無くても演奏できます。
そこで今日の一枚です。
サキソフォンの名技
グラズノフ/サキソフォン協奏曲
グラズノフ/サキソフォン四重奏曲
レフ・ミハイロフ(アルト・ソロ、ソプラノ)
アレクサンドル・オセイチュック(アルト)
ユーリー・ヴォロンツォフ(テナー)
ウラジーミル・エリョーミン(バリトン)
メロディア (ビクター)VIC-2348
これはCDではなくLPレコードです。ミハイロフ氏のソロと彼を中心としたカルテットの演奏を聴くことが出来ます。このレフ・ミハイロフ氏は、ロシア(当時ソビエト連邦)のクラリネットとサクソフォーンのバイプレーヤのようすが、詳しいことは私は知りません。現在もご存命なのか同かも不明です。以前は、オーケストラにはサックス奏者が常任でいなかったということもあってか、クラリネット奏者がサックス奏者として活動している姿がよく見られました。現在はあまりそのような姿を見かけることもなくなりました。
さて、このグラズノフの四重奏曲は私が、高校時代に演奏した思い出の曲です。当時はリリースされている音源がこのレコードしか無く、カセットテープにダビングして、テープが擦り切れるほど聴いた記憶があります。ただ、残念なことにCD化されていないようです。(協奏曲のみはCDがあるようです)
音色は多少古い感じのサックスの音というか、フランスともアメリカとも当然、日本とも違う感覚の音色がしています。少し金属的な大人のですが、それでいて芯の通ったしっかりした太い音色です。ただし、歌い方や音楽性はすばらしい演奏です。
グラズノフのサクソフォン四重奏曲を聴いて見たい方、ロシア(ソビエト)のサクソフォーンの音色を聞いてみたい方にオススメの一枚です。
Posted by のりくん at 18:42│Comments(0)
│今日の一枚