2008年07月15日

やっぱりいいものだ。

今日はいいお天気。まだまだ水不足に鳴りそうにはありませんが、これから晴天続きだと、また、水不足が心配になってきます。でも、夏服や、夏物家電(クーラーなど)がよく売れるので、景気回復には繋がるかもしれません。でも、クーラーを買うために、PCの購入を見送った方などもいらっしゃるとか。別にボーナスやお給料が値上がりしたのではないので、物が変わるだけで買う量が増えるわけでも無い気がします。ガソリン代も高騰、食料品も値上がりが続いています。
 でも、クーラーや冷蔵庫はもはや生活必需品なので、PC等に比べると、必要に刈られて購入する人が多いのかもしれません。その面では景気回復に一役買っているともいえるのでしょう。夏暑く、冬寒いと、景気が上向くらしいです。(ホントかな?)
 そこで今日の一枚です。


やっぱりいいものだ。


ベルリオーズ/幻想交響曲・ローマの謝肉祭、他
指揮:エルネスト・アンセルメ
スイス・ロマンド管弦楽団
LONDON(キング)223E 1135

このCDはアンセルメによる、幻想交響曲など、ベルリオーズの作品を収録したものです。幻想交響曲もアンセルメらしくてよい演奏で素晴らしい(ただ、オケのヘタウマとも言うべき感覚は顕在。)のですが、先日取り上げた曲でもあるので、ココでは「ローマの謝肉祭」を注目して聞きたいと思います。
 ベルリオーズは、歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」作品23と言う作品を作り上演されたのですが、これが、見事に不評に終わり、その5年後に、第2幕の前奏曲としてこの曲を挿入して、再度上演したものの、またもや失敗という、憂き目に遭いました。そこで、新たに挿入したこの曲だけを独立させ、「ローマの謝肉祭」として再演したのです。元の内容が第1幕のおわりに出てくるイタリアの活発なサルタレロ舞曲を中心にくりひろげられる華やかな性格がつよいものです。現在は歌劇と切り離された独立した曲として親しまれています。
 さて、謝肉祭とはいかがなものかというと、俗に言う、カーニバルのことです。元はキリスト教の行事と言われたいます。キリスト教の中には様々なイベントがあり、その中にはは、四句節とか、謝肉祭と言われる祭りでもあります。四句節というのは、復活祭を迎える前の40日間、敬虔なキリスト教徒は断食や精進(簡単に言うと殺生を避け、肉や酒などを断つことです。)に勤めるというものです。しかし、断食や精進にはいると、美味しい肉や御馳走を長期にわたって我慢しなければならなくなります。それゆえにその前にたくさん食べ、歌ったり踊ったりして楽しんでおこう、というを祭りなのです。要は、我慢する前に楽しんでから、ということです。
 まあ、我慢の前とはいえ、それゆえにエネルギーも爆発し、楽しめるのはやっぱりいいものなのかもしれません。ラテン系のノリを感じます(笑)。
 ベルリオーズの作品を楽しみたい方、また、印象的なイングリッシュホルンのソロが聴けるので、それを聴いてみたい方などにオススメの一枚です。



17.か


同じカテゴリー(今日の一枚)の記事画像
指輪物語、その7。
指輪物語、その6。
指輪物語、その5。
指輪物語、その4。
指輪物語、その3。
指輪物語、その2。
同じカテゴリー(今日の一枚)の記事
 今までに紹介したCD、その7。 (2011-01-12 22:58)
 今までに紹介したCD、その6。 (2011-01-11 23:28)
 今までに紹介したCD、その5。 (2011-01-10 23:07)
 指輪物語、その7。 (2011-01-09 22:28)
 今までに紹介したCD、その4。 (2011-01-07 23:01)
 指輪物語、その6。 (2011-01-06 23:29)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
やっぱりいいものだ。
    コメント(0)