2008年07月11日

パワーを。

 暑い日は続くし、仕事は忙しいし、体力を奪われっぱなしです。日曜日、どこかに出かけるとか、ゆっくり休むとかしてパワーを蓄えたいのですが、それもなかなか、出来ません。
週末、サックスアンサンブルの練習でパワーを蓄積できればいいのですが、最近放出する一方です。
 もっと体力をつけなければ今年の夏は乗り切れないかもしれません。パワーが足りないかもしれません。
そこで今日の一枚です。


パワーを。


THAIKOVSKY"1812"OVERTURE・CAPRICCIO ITALIEN
チャイコフスキー序曲「1812年」、イタリア奇想曲
KUNZEL/CINCINNATI SYMPHONY ORCHESTRA
指揮:エリック・カンゼル
シンシナティ交響楽団
TELARC CD-80041

このCDはチャイコフスキーの1812年をはじめとした作品が収録されたものです。このテラークというレーベルは、アメリカのマイナーレーベルで、CDが登場した頃に発足しました。初期の段階からデジタル録音のみを行なっており、そのダイナミックレンジの広さを強調するように、大砲の実音や、雷鳴の実音を録音したCDなどをリリースしました。この、1812年はそんなテラークのキャノン砲(大砲)の実音入りの録音です。この1812年と言う曲は先日も一度紹介しました。再度復習してみると、ポレオンに率いらたフランス軍が、ついに大国ロシアに攻め入り、統率のとれたフランス軍の攻撃に、強大なロシア軍も窮地に立たされたものの、“冬将軍”と呼ばれる大寒波の襲来により、フランス軍はついにはロシアから撤退しました。それから68年後の1880年、に全ロシア産業工芸博覧会の開会式のための音楽を依頼されたチャイコフスキーは悩んだ末、ロシア軍が歴史的勝利をおさめた1812年の戦争を、テーマに作曲しました。 大きく分けて、三つの部分で構成され、一部ではロシアの苦悩が、二部では戦闘の様子が、そして三部ではロシアの勝利が描かれています。クライマックスは何と言っても三部で、大砲の音が轟いたり、教会の鐘が華やかに打ち鳴らされたりします。また、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」のメロディに対してロシア国家で応戦し、フランス軍の敗退を描きだすといった趣向が使われています。
盛り上がり方はまさにパワーを与えてくれる感じです。力がみなぎってくるようです。
 このCDはなんと、レーベルに、キャノン砲注意という表示があります。大音響のために、スピーカーやアンプをとばす恐れがあります、というものです。テラークらしい表記なのかもしれません。
なお、このCDは旧録音ですが、1999年頃に、1812年に合唱も加えた演奏で、同じくキャノン砲の実音録音がされたカンゼル指揮のCDがリリースされているようです。(しかもSACDとのハイブリッド仕様のようです。)
本物のキャノン砲の轟音とともに、1812年を楽しみたい方、テラー
クのワイドレンジなデジタル録音を楽しみたい方にお勧めです。(聴く時は音量に気をつけましょう、笑)


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この記事へのコメント
まんみがパワーを送ってやろう~~
元気パワーえいっ、「ど~~ん!」
(えっ?飛ばされましたあ?)
Posted by まんみまんみ at 2008年07月11日 20:29
>まんみさん

Mr.マ○ック並のパワー、ありがとうございます。
Posted by のりくんのりくん at 2008年07月12日 23:44
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パワーを。
    コメント(2)