2008年06月15日

舌っ足らず。

今日もいいお天気になりました。梅雨が明けるまでにはまだしばらくかかるようですが、今週は比較的よいお天気が続きそうです。
 さて、今朝、目が覚めると、舌が痛いのに気づきました。舌に口内炎ができたようで、他にも口の中に口内炎が出来ていました。私は疲れがたまると、口内炎がよく出来ます。こちらのほうの方言で、舌等に口内炎が出来ることを「けんびきが出来る。」といいますが、この「けんびき」がよく出来ます。
 実は舌が痛いのは口内炎だけではなく、この間の日曜日の練習の時に舌を酷使したため、軽くしたが切れているようです。まあ、2~3日すれば、両方とも治ると思いますが、それまでは醤油や、暑いものがしみてちょっと痛い思いをするかもしれません。
 私は、普段別に滑舌(活舌?)が悪い方でもないのですが、やはり、舌に「けんびき」ができると、舌っ足らずになってしまいます。ちなみに滑舌(かつぜつ)は、おそらく、PCでは変換出来ません。「IME」や、「ことえり」、「ATOK」などの辞書にも無いようです。もともと、ことばを仕事にする人びとの間で使われていた専門用語のようで、アナウンサーの新人研修のときになどに使われていたようです。「滑舌」と「活舌」の二通りの表記があるようで、一般的には「滑舌」が多く使われていますが最近は「闊舌」と言う表記も時々見かけます。国語辞典などにもあまり表記されているものが無いようで、辞書の説明では、「発音練習」とされているものが多い様です。しかし、現在、「滑舌が良い(悪い)」のように使われることが多く、「舌の滑らかな動き」として使われているようです。
 舌の動きはトレーニングによっても、ある程度コントロールできるようですが、私はまだまだ、それが足りないのかもしれません。
プロの演奏家の方に比べると、まだまだ、舌っ足らずです。
 そこで今日の一枚です。


舌っ足らず。


新・吹奏楽名曲コレクション
アンサンブル・スタンダーズVol.1
サクソフォーンアンサンブル1  須川展也と若き名手たち
須川 展也、大城 正司、成田 徹、
大貫 比佐志、大和田 雅洋、栄村 正吾、
二宮 和弘、平野 公崇
東芝EMI TOCF-6001

このCDはサクソフォーン八重奏で演奏された、アレンジものを集めた一枚です。須川展也と若き名手たちという、ネーミングはいかがなものかと思いますが、須川氏はサックス界のみならず、各方面でも知られた有名人ですので、こういった書き方になるのかもしれません。メンバーを見ると世代的にも、須川氏が一世代上の人物のようでもあります。しかしながら、他のメンバーの方も日本サクソフォーン界の第一線で活躍される、トッププレーヤーの方ばかりです。知名度こそ、須川氏ほどは無いかもしれませんが、素晴らしい演奏を聞かせてくれます。そういった意味ではまさに「若き名手」という言い方は正解なのかもしれません。どのくらいまでが「若き」なのかは疑問も感じますが。収録曲は、ホルベルクの組曲(グリーグ) 、古典組曲(矢代秋雄) 、序奏とアレグロ(エルガー)
ラ・ヴァルス(ラヴェル) の4曲です。
 さて、演奏の方は技術的にはもう、文句のつけようがありません。しいて言うならば、もう少し、曲を吟味して練り上げた表現を
して欲しかった気もしますが、指揮者の居ない、8人という人数等を考えると、仕方の無いことかもしれません。ソリスト級の人たちの集まりだからかもしれませんが。この中のホルベルク組曲は私も1楽章と2楽章を同じ楽譜で演奏したことがありますが、結構たいへんでした。特に1楽章のアルト、テナーは延々、刻みがあって、テンポからも考えると、ダブルタンギングを必要とするのですが、それがなかなかきついことでした。まさに、舌っ足らずな演奏になってしまいながらの練習が続いた記憶があります。
 サックスの八重奏の演奏を聴いてみたい方にオススメの一枚です。


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