2008年06月14日

価格相応なのか。

今日はよいお天気です。梅雨時ですが、明日も晴れるらしいです。水不足が多少懸念されますが…。
 昨日、ジーンズを洗濯したのですが、夕方乾いたのを確認していると、………あ、穴が………。夏向きの色の薄めのブルージーンズなのですが、お尻のポケットの横に穴が。今まで私はジーンズを何10本もはいたと思うのですが、大抵今までのジーンズはひざから抜けて破れが広がることがほとんどでした。ひざ抜けはある程度、使い古した「いい感じ」なので穴が空いてもしばらくははけますが、お尻の周辺にあいた穴はそうはいきません。
 そういえば、高校生の頃、リーバ○スの限定復刻の502XXというジーンズ(赤耳、ペーパータグというビンテージの復刻)を1万円以上出して買ったのですが、ひざ抜けしたときに祖母に思いっきり刺繍糸か何かで穴を繕われて、恥ずかしくてはけなくなりました。小さな親切、大きなお世話、というのを絵に書いたような出来事でした。あれ以来、リー○イスのジーンズでも1万を超えるような高級なジーンズは買っていません。
 今回穴のあいたジーンズは実はユニ○クロ製のものです。しかもセールで3000円しなかった記憶が。うーむ、こういってしまうとなんですが、買ってから、1年足らずです。今までで穴のあいたジーンズとしては最短記録を更新してしまいました。そんなにヘビーな使い方をしていないので、これはやっぱり、モノに違いがあるのかもしれません。現に同じ頃買ったリ○バイスは、今何処も破れたりせずにはけています。
 私はアパレル関係のことには疎いのでわかりませんが、決して、ユニ○ロの製品は「安かろう、悪かろう」の品ではないと思うのですが、流通の仕組みが違うとはいえ、3000円で、売るものと7000円で売るものが全く同じような素材や、手間をかけているのでは無い気がします。やっぱりいいものを作ろうとすると、それだけ手間やお金がかかるのも事実でそれが価格に反映されていても何の不思議でもありません。ただ、この世の中には俗にいう、「ぼったくる」製品も中にはあるようなので、それは賢い消費者になって選ぶ必要があるのだと思います。
 価格相応な品であることも大切ですが、自分でそれを吟味して価格相応かどうかを判断することが出来るようになるのも重要なのかもしれません。
そこで今日の一枚です。

フルトヴェングラー名演集 VOL.6
ダイソー(大創産業)CD-C-25

このCDは100円ショップで購入したものです。つまり払ったお金は105円です。100円ショップには結構な種類のCDがあります。クラシックからジャズ、ポップスやムードミュージックからロック、民謡、落語、講談など様々な種類のCDが並んでいます。 
 ステレオ録音のものもあるのですが、このCDは音源が音源だけにモノラルです。曲目はメンデルスゾーンの真夏の世の夢から「序曲」、ロッシーニ「泥棒かささぎ」序曲、ベートーベン「エグモント」序曲、ウエーバーの「魔弾の射手」序曲、ヨハンシュトラウス2世の「蝙蝠」序曲、の全5曲です。時間がちょっと短めな気もしますが、100円のことを考えると許せる範囲かと思います。
 録音の方は、どこかで演奏会のライブ録音をしたものの寄せ集めみたいなことを書いてありますが、録音データが一切記載されていないのでわかりません。ちなみに演奏団体の名前が書いていないので、ベルリンフィルかどうかも定かではありません。出来れば、100円と言う値段の制約があるにしろ、この辺のことはちゃんと書いてほしかったという希望があります。
 演奏の方はフルトヴェングラーらしい、重厚で柔らかな響きに仕上げられた曲を聞くことが出来ます。歌い方や、テンポどりの仕方なども、なるほど、と思う部分があったりします。ただ、やはり、録音自体は最悪で、録音の質にこだわる方にはあまりオススメできません。イメージとしては素人がオープンリールとマイク一本で録った音という感じです。フルトヴェングラーの時代の録音でも、ベートーヴェンの交響曲などのように比較的良い音で録音されているものが数多くありますが、それと比べるべきではない録音です。
 安価にフルトヴェングラーの演奏を聴いてみたい方、音質にこだわらず、とにかく、上に書いたような曲の演奏が聴きたい方に、オススメの一枚です。



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この記事へのコメント
こんにちは。
フルトヴェングラーのダイソー100円CDですが、
これはコピーのコピーのコピーらしく、
音がのっぺりして、楽器の音色がありません
(どれも同じ音で聴こえます)。
1500円の最近のリマスターも音が悪いです。
オカザキリマスターとかartリマスターも
デジタル的な音です。
録音は当時としては良いものだったので、
CDになってからのリマスターが悪いということですね。
LPや最初期のCDだと、音色もあって、
「音が悪い」ということはありません。
Posted by toorun at 2008年06月16日 15:00
コメントありがとうございます。
おそらく、フルトヴェングラーの録音はモノラル時代のものをLPでモノラル再生するのが最高のクオリティーだとは思いますが、現実問題、手に入らないという大きな壁があります。

確かに最近のリマスターは、ノイズを減らすことと、昔ながらの響きまで現代風の響きに仕上げようとする傾向があるようで、当時の音を残すというのにはなかなか難しいのかもしれません。
Posted by のりくんのりくん at 2008年06月20日 00:41
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