2007年12月20日

アンサンブル・コンテストとは。

この記事は2004年3月4日に書かれた記事を加筆修正したものです。

来年1月にはアンサンブルコンテストに出場します。
社会人になってまでもアンサンブルコンテストに出る「意義」を様々な人たちと意見交換し議論したりもしましたがいまだに結論はありません。「出たいから出る、でいいのでは」とよく言われますが、それも一理あるものの、私にはそれが全てであると言い切ることは出来ません。結構、難しくてデリケートな問題です。編成も、楽器も違う音楽に対して優劣をつけたり、評価を下すことを問題視する意見もあるようですが、その前提でコンテストに出るわけなので、それを言うと、前提条件を覆す議論になるのでそれもどうかと思います。
 さて、我々の話に戻りますが、数年前のアンサンブルコンテストで、数日前にも今日の一枚で紹介した《ハイ・ファイブ》の中からサクソフォーン・パラダイスを演奏しました。四国大会の審査員の一人はこのCDの演奏者の一人でおある彦坂眞一郎氏でした。
ただ、このCDは既に紹介してしまったと言うことで、今日の一枚は、

イノセント・ドールズトルヴェール・クヮルテット
東芝EMI TOCT-8276

トルヴェール・クヮルテットと、本多俊之氏の共演を聴くことの出来る最初のアルバム。約10年前の録音ですが、当時、からすばらしい演奏を聞かせてくれるトルヴェール・クヮルテットと、既にコンポーザーとしても大活躍中だった、本多俊之氏の演奏です。
 「ハイ・ファイヴ」に比べると、より、気張らないポップなイメージのアルバムだと、私は思います。曲目も、JAZZなものもあり、クラシカルなものもあり、その中間的なものもあり…と言った感じでしょうか。私のお気に入りは、一曲目の「陽だまり」。さわやかでありながら温かなイメージの曲です。(尚、元の曲名は違うものだったらしいのですが、アルバムが出る時点ではこの曲名に決定したようです。)
 サックスアンサンブルというジャンルにこだわらなくても気軽に聞ける一枚です。もちろん、演奏も非常にすばらしいものです。
サックスアンサンブルをされている方、ちょっとポップなBGMをお探しの方、楽しいサックスの演奏が聞いてみたい方にオススメの一枚です。



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