2007年12月14日

感動する。(2004年2月28日の記事改訂版)

この記事は2004年2月28の記事を加筆修正したものです。

明日は土曜出勤で仕事です。その代わりに今日金曜日がお休み。土曜日で多いパターンは、午前中はアンサンブルの練習、夕方から吹奏楽団の練習というパターンです。天気が良かったので洗車でも、といいたいところですが、車は廃車にして現在代車生活のため、洗車自体に意味がありません。今はしませんが、普段、たまに洗ってワックスがけをすると、信じられないくらいすっきりと綺麗になったりします。ワックスがかかった車を見て、我ながら、美しいと、感動するとかしないとか。感動。
今日の一枚。

マルセル・ミュールに捧ぐ
トルヴェール・クァルテット
東芝EIM TOCE-5528


このCDは、トルヴェール・カルテットによる、正統派フランスものレパートリーの演奏。
全てにおいて、技術、表現といったものがすばらしい一枚。
まさに、現代クラシックサクソフォーンの祖というべきマルセルミュール氏に「捧ぐ」というタイトル通りの演奏です。
特に、私はグラズノフの四重奏曲のカンツォーナ・ヴァリエのショパン風、ボザのアンダンテとスケルツェットのアンダンテなどに感動しました。私たちが、この曲を演奏すると、いや、この曲に限らず私たちが演奏すると、とかく表現をビブラートに頼って、ビブラート過多の下品な演奏になってしまうのですが、この演奏は、しっかりとした表現であり、なおかつ抑制され、コントロールされたビブラートを必要最低限使用している感じです。まさに、高い音楽性のなせる技としか言いようがありません。
吹奏楽でサックスをはじめたばかりの中高生の方には、最初にこのコーナーで紹介したデファイエ四重奏団のCDと同様に大オススメな一枚です。もちろん、JAZZでしかサックスを耳にしない人に聞いていただいて、クラシックサックスの奥の深さを知っていただくのにも、うってつけのCDです。
純粋に、クラシックとしてもお勧めしたい、美しい音色と、すばらしい音楽に感動できる一枚。


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