2008年05月03日

最近の課題曲は難しすぎる。

今日は良い天気の一日となりましたが、一日室内で掃除。連休にもかかわらず、ほとんど家から出ずに過ごしました。
 さて、タイトルは変わりましたが、今日も定期演奏会のお話です。全日本吹奏楽コンクール課題曲の全曲演奏を今年も行ない年々、課題曲が難解で技術的にも難しくなっているような気がします。絶対に中学生向けの曲ではありません。
実際に、中高生に人気のある課題曲は最近の課題曲の中でもモティーフや仕組みがわかりやすい物である気がします。
 吹奏楽コンクールに興味のない方が読むと、「何だコリャ?」なことを書いてしまいましたが、明日以降、残りの課題曲についても書いていきたいと思います。
さて、今日の一枚。


最近の課題曲は難しすぎる。

吹奏楽コンクール課題曲集VOL.3
1977~1980
SONY Record SRCR2207

 このCDは全日本吹奏楽コンクール全国大会のライブ録音から、年代別に課題曲の演奏を集めたものです。当然、演奏団体もそれぞれ違います。懐かしの課題曲、「ディスコ・キッド」や「フェリスタス」、序曲「南の島から」などが収録されています。今の課題曲と比べると、明らかに技術的にも、曲の解釈も易しいものだと感じます。小難しい音楽を小手先でこねくり回すより、わかりやすい音楽を楽しく、美しく仕上げることの方が私はアマチュアのコンテスト向きだと思うのですが、いかがでしょう。今の課題曲は難しすぎます。中学生などは本番でも曲を理解できずに吹いてしまう人がたくさんいるのではないだろうかと思ってしまいます。
 年代が古いことや、アマチュアのライブ録音ということもあって、完璧な演奏とはいえませんが、何ヶ月もかけて取り組んだ演奏だけあって、きっちりとした考えられた演奏になっています。
おもしろいことに、やはり、団体ごとのサウンドに特徴があったり、時代によって流行のサウンドがあったりすることが聴いてとれることでしょうか。


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