2008年04月24日

バリトン・サクソフォーンへの興味。

今日は晴れて天気が良いのかと思いきや、夕方からは雨模様。
 さて、興味の無い人には大しておもしろくも無いだろうマニアックなサックスの話をここ数日書いてきました。マニアックといってもマニアな人からは中途半端で使えない話になってしまいそうですが、それはそれで私はサックスを吹くことが好きでやっているわけで、別に知識や情報を集めて満足しているマニアではないことを知っていただいてご理解いただければと思っています。
 元々興味はどこから湧いてくるのだろうかと、疑問に思ったりしますが、いま、自分が取り組んでいることに関連した領域に興味はやはり注がれることが多いようで、例えば、車が欲しいと思ってお金をためている人には将来自分が買いたいと思う車の車種や性能デザイン、などが興味の対象になったりするわけです。
 同じサックスが趣味な人でもサックスの分野に関して興味のある部分はそれぞれ違っていてある人は楽器本体そのものに興味があったり、マウスピースに興味があったり、あるいは楽曲に興味があったりと様々です。それがそれぞれの得意分野になったりするということを考えると、興味を持つということは結構重要なことです。また、興味を持ったときにそこから先に進んでさらに奥深くまで掘り下げてみようという精神も大切にしたいものです。
 人から見てつまらないと思うことも極めればそれなりのものになったりします。
 私は割と中途半端な人なので、CDもかなり数は持っていてもジャンルはばらばら、また、数もマニアには程遠く、サックスも楽器のことやマウスピース、リードのことに興味はあるけれども、自分でさほど研究はせず、楽曲も聞く分には結構聞いても楽譜を集めるようなことはしない、という、まさにどっちつかずの似非マニアです。(笑)
 私は中学校に入って初めて吹いたサックスはバリトン・サックスでした。それから、通算、6年以上バリトンサックスを吹いていました。何故、今ソプラノやアルトを吹いているのかということは別の機会に書こうと思いますが、当時の興味はやはりバリトン・サックスに関することが多かったと思います。いろいろな曲も聞こうと思いバリトンサックスのソロの曲なども探したのですが、いかんせんソロ楽器の認識があまり無い楽器なので当然曲も見つかりませんし、実際の音もなかなかレコードなどで聞くことが出来ませんでした。JAZZのジュリー・マリガンぐらいしか当時は見当がつきませんでした。
そこで今日の一枚。


バリトン・サクソフォーンへの興味。


NIAGARA SONGBOOK2
Romantic Inbstrumentals by
Niagara Fall of Sound Orchestral
CBS SONY (Niagaraレーベル) CSCL-1665

このCDは大瀧詠一氏の作品をインストゥルメンタルに編曲したもの。NIAGARA SONNGBOOKに続く第二弾です。このCDも元はLPとして所有していました。もちろん今でもLPは大切にとってあるのですが、プレーヤーの不調ため、現在はこのCDしか聞くことが出来ません。
 今でも時々テレビの番組の中や、天気予報のBGMとしてよくこのアルバムが使われているのを聞いたりします。
 このアルバムの中に入っている「恋のナックルボール」と言う曲があるのですがその曲の中になんとバリトンサックスのアドリブソロらしきソロが!!中学生当時の私は狂喜乱舞いたしました。バリトンサックスという楽器の露出自体が少ない楽器。私は嬉しさのあまり、何度も何度もレコードのそこばかり聞いた記憶があります。
いろいろな意味でも思い出のあるアルバム。バリトンサックスの音自体はJAZZな音ですが当時の私はそんなことより、バリトンサックスのソロがこんな曲にもあったという自体が悦びでした。
 曲としての一押しはもちろん「恋のナックルボール」それと、冒頭のクラリネットのソロが印象的な「魔法の瞳」です。
 大瀧詠一氏が大好きな方、バリトンサックス好きな方にオススメの一枚です。

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