2008年04月07日

桜咲く。

桜の花も満開を過ぎ、そろそろ散りはじめでしょうか。
桜といってもソメイヨシノなのですが、この桜の特徴はぱっと咲いてぱっと散る、ということだそうです。なぜ、全国的にソメイヨシノがたくさんあるかは、戦時教育の一環に関係することも多いようです。人の人生も、戦地で、ぱっと咲いてぱっと散るという教育がどこかで行なわれていたようです。ソメイヨシノは、もとは接木で生まれたものなので、現在のソメイヨシノは全てその子孫ということになります。植木屋さん曰く、代を重ねることに当然質は落ちるそうです。接木という、人工的に作り出されたもののひずみなのかもしれません。
 今年も花見らしい花見はしなかった私です。
 さて、そこで今日の一枚。



姫神/スーパーベスト
姫神(星吉昭)
ポニーキャニオン D32P60251


このCDはいわゆる電子音楽。といっても、テクノというものではなく、わかりやすい表現をするなら、喜多郎の音楽のようなもの。ファーストアルバム、「奥の細道」からはじまり、主に80年代前半までにリリースされた曲からの選曲です。姫神というアーティストの名前を聞いたことの無い人もどこかでその音楽には触れていることと思います。以前はテレビ番組の「神々の詩」などの音楽も手がけています。最近は姫神は、ソロアーティストから、複数のアーティスト集団となりつつあるようです。オムニバスCDの「feel」などにも姫神の曲が収録されています。
 テイストとしては日本民謡的な要素で、それを電子楽器を使って神秘的な音使いで聞かせてくれる感じでしょうか。電子楽器でありながら、平安時代のような風景を想像したり、日本の農村のかやぶき屋根をイメージしたりする曲が、収録されていたりします。
姫神の音楽を聞いてみたい方、電子楽器は、ビートの利いたテクノだけと思って敬遠されているかた、ちょっと日常の忙しさに疲れている方にオススメの一枚です。
 

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