2008年04月04日

練習疲れ。

最近の土日、日中はアンサンブルの練習、そしてお夕方からは吹奏楽団の練習とハードな予定の日が多くなりました。私の所属する吹奏楽団、高松ウインドシンフォニーの定期演奏会まであと、20日を切り、あまり時間がありません。にもかかわらず、相変わらずの自分の出来の悪さに少々鬱になってしまいそうです。吹奏楽においても、自分達の目指す響きに到達できる日は果たしてくるのだろうかと疑問に思ってしまったりもします。さて、昨日はギャルドのサクソフォーン四重奏団のLPのことを書きましたがギャルドの本体はもちろん吹奏楽団です。
そこで今日の一枚。


トッカータとフーガ(栄光のパリ・ギャルド)
パリ・ギャルドレピュブリケーヌ吹奏楽団
指揮・フランソワ・ジュリアン・ブラン
東芝EMI TOCE-6357


このCDは、パリ・ギャルドレピュブリケーヌ吹奏楽団
によるクラシックのアレンジ曲とフローラン・シュミットのディオニソスの祭が収録されたもの。指揮者がブトリーの時代になってからはギャルドは編成自体がインターナショナル化してよりアメリカンスタイルに近い編成になってしまったので、今ではもうこのCDのようなギャルドの響きを聞くことは出来なくなってしまいました。ギャルドの重要なレパートリーであったはずのオリジナル、ディオニソスの祭でさえ、当初の編成の通りで演奏することは不可能となっているようです。なにせ、金管楽器群など、今の吹奏楽では見ることのないようなビューグルや、サクソルン属を多用した編成だから仕方のないことかもしれません。
 しかし、この特殊な編成のために今ではどんな吹奏楽団でも聴くことの出来ないような柔らかでオーケストラ的な響きを聞くことが出来ます。故に、オーケストラからの編曲物もオーケストラに匹敵するほどのしなやかさと、ダイナミクスを兼ね備えた演奏です。
また、ディオニソスの祭は鬼気迫るような演奏です。最後のほうは金管楽器が(下手だからという意味ではなく)ぎりぎりの音を搾り出すような白熱の演奏を聞くことが出来ます。
 吹奏楽好きなかた、吹奏楽に実際に取り組んでいる、中高生、一般の人たちに是非聴いていただきたい一枚。また、吹奏楽をちょっと下に見ているオケ好きの方にも是非聞いてもらいたい一枚です。

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