2008年04月03日

古きよきもの。

最近、この日記を書き始めたこともあり、LPレコードやCDを多少見直して整理してみたりしています。800枚ぐらいだと、意外と、どんなCDがあるかも覚えているものでCDのジャケットを見ると何となく収録されている曲がわかったりします。そうなっている自分もちょっと恐ろしい気がしますが。CDの方は割とラフに扱ってもさほど音質などには影響ないのですが、LPレコードのほうは多少扱いに気を使います。ましてや、最近あまり聞かなくなったLPレコードなので、私も扱いなれているとはいえないので、取扱いには最新の注意を必要とします。出してみて黴や埃のチェックをするのですが、今のところ黴が出ている様子もなく、一安心です。音響機器やソフトは高温多湿を嫌うので我が家は最悪の状況なのですが、今のところは、何とかなっているようです。いろいろ、懐かしのLPとかもあるのですが、私が一番最初に自分で買ったLPはなんと、世界のマーチ集。2枚ぐみ。確か小学校の3年か4年生の頃でした。最近はプレーヤーが故障したこともあり、なかなかLPを聞く機会がなくなってしまいましたが、また上質のLPプレーヤーと、昇圧トランスを手に入れて、レコードを楽しめるようにしたいと思っています。
そんなところで今日の一枚。
 
サキソフォン四重奏の魅力 -ギャルド・メンバーによる-
ギャルド・サキソフォン四重奏団
東芝EMI(エンジェル) EAA-85052

このLPはアンダンテとスケルツォ(ボザ)、四重奏曲(デザンクロ)、異教徒の踊り(ショルティーノ)、四重奏曲(バゴ)
という曲目が収録されたもの。ジャケットのライナーノーツには
坂口新氏によるヌオー(メンバーのソプラノ)のこと、と題された文章が掲載されています。おそらく、1960年代の録音なので、演奏は音色や、ビブラートは流石に古い感じが否めませんがそれでもダブルタンギングなど、当時としてはかなり珍しく現代的な奏法も取り入れた演奏の録音になっています。ただ、残念なことにこの録音、原盤の段階なのか、マスタリングの段階なのかはわからないのですが、曲の一部がステレオのLRが逆相になっています。スピーカーを逆につないで聴くと丁度よい楽器の位置になります。
 とはいえ、アンダンテとスケルツォや、異教徒の踊りは今聞いてもすばらしい演奏です。緻密でいて伸びやかな演奏は今の時代、許されない表現の部分もあるかもしれませんが逆に今の時代の演奏に足りないものを教えてくれそうな気がします。でも、デザンクロの演奏はやっぱりデファイエの方がいいかな?(笑)好みの問題もありますが個人的にはデザンクロはデファイエ氏の演奏の方が現代的でモダンな響きがしてよいです。
サクソフォーンを演奏する全ての人に聞いていただきたい一枚です。



Posted by のりくん at 00:24│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
古きよきもの。
    コメント(0)