2008年05月08日
アンコールとハプニング。
今日も良いお天気でした。ゴールデンウィークも終わって、今日から出勤です。
さて、演奏会にはアンコールというものがつき物です。プロの演奏会でもアンコールにこたえて1曲か2曲はプログラムに無い曲が演奏されることが多いようです。私の住む香川県では何故か演奏会の時の拍手が寒々としていて(内の団体に限らずプロオケの演奏でも)音楽を愛する人間にとってはさびしーい、結果になりがちです。以前、演奏会で最後の曲が終わって指揮者が一旦引っ込んだら拍手がやんでしまい、気まずーい空気が会場に流れました。指揮者が再登場して拍手が再開し、事なきを得たのですが、あの間の悪さはステージにいる演奏者にとっては結構耐えがたいものでした。もしかしたら、演奏がまずかったせいでアンコールが来なかったのかもしれませんが、折角アンコールも練習している手前、アンコールを演奏しないわけには行かないのです。
これは私が勝手に思うことなのですが、観客は「どうせアンコールも演奏するんだろ。」と言う気持ちで拍手を止めてしまったのではないかという気がします。それならばそれで観客のマナーの悪さを感じるのですが。
マナーといえば、この田舎では演奏会のマナーもあまり良いとは言えません。遅れてやってきて演奏中の出入りはご遠慮ください、この曲が終わるまでお待ちください、といわれたおばちゃんが何で入れてくれないんだ、とごねて扉の係の人間と押し問答になったとか、演奏中に携帯がなるわ、子どもがぎゃーぎゃー無くわ、ということが多すぎます。幸いこの間の演奏会ではそれは無かったようですが。
さて、アンコールのハプニングですが、今までの演奏会のなかでもいくつか体験したことがあります。。とあるパート全落ち事件。俗に落ちるとは、演奏中にふけない部分が出来てしまうこと。つまり、音が落ちて存在しなくなることを言います。で、そこがソロだったりすると音楽に空白が出来てしまうわけです。とくに練習量が少ないアンコールなどでは危険で今回も同じパートの人間が全員吹けずに落ちてしばし空白。(ウチのパートではありませんでしたが、いつ何時同じことをしてしまうか判らないので笑えません)
もちろん、アンコールでなくても、飛び出し、落ち、などは発生します。稀にプロの演奏会などでも同じ光景を見るぐらいなのでアマチュアの我々なんかは日常茶飯事です。本当はそれではいけないのですが、予防しても事故は起こるものなので、練習して確立を出来るだけ提げる努力しかありません。
そこで今日の一枚。
プロコフィエフ(淀彰編曲)/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
指揮:フレデリック・フェネル
東京佼成ウインドオーケストラ
佼成出版 KOCD-3311
このCDは1986年と1987年に新宿文化センターにて行なわれた構成ウインドオーケストラの定期公演の一部を収録したもの。他にレスピーギのローマの噴水や、コダーイのガランタ組曲なども収録されています。
演奏はどれをとっても佼成ウインドらしいすっきりとしたサウンドでクオリティーも高いものです。ライブにもかかわらず、スタジオ録音とあまりかわらないクオリティーだと思います。
ただ…プロの演奏にとっては致命的と思われるほどの事故が…あります。「ロメオとジュリエット」の曲でGP(ゼネラル・ポーズ)が存在するのですが、そこでクラリネットが一人飛び出しをやってます。飛び出しも凄いですがもっと凄いのはそれをそのまま音源にして発売してしまうところかもしれません。空白の部分なら100分の1秒あるいは1000分の1秒にオーダーで音をつないだり編集できるはずなのにそれも行なっていません。何故かは不明ですが。もし、この飛び出しをやった人がエキストラだったりしたら次から絶対に呼んでくれません。団員だったとしても周囲から非難の嵐ではなかったかと思います。結構、笑い事ですまない状態のはずです。
飛び出しのことばかり書いてしまいましたが、フレデリック・フェネル氏の指揮ということもあり、他の演奏もクオリティーの高いものになっています。因みにプロの大ミスが収録されたCDを私は他にも所有しています。(もしかしてそっちの方が聴くに耐えないかも知れませんが。)
吹奏楽がお好きな方、プロの「飛び出し」を聴いてみたい方、ローマの噴水の吹奏楽版が聞いてみたい方、演奏会で飛び出ししてしまった自分を慰め勇気付けたい方にオススメの一枚です。
さて、演奏会にはアンコールというものがつき物です。プロの演奏会でもアンコールにこたえて1曲か2曲はプログラムに無い曲が演奏されることが多いようです。私の住む香川県では何故か演奏会の時の拍手が寒々としていて(内の団体に限らずプロオケの演奏でも)音楽を愛する人間にとってはさびしーい、結果になりがちです。以前、演奏会で最後の曲が終わって指揮者が一旦引っ込んだら拍手がやんでしまい、気まずーい空気が会場に流れました。指揮者が再登場して拍手が再開し、事なきを得たのですが、あの間の悪さはステージにいる演奏者にとっては結構耐えがたいものでした。もしかしたら、演奏がまずかったせいでアンコールが来なかったのかもしれませんが、折角アンコールも練習している手前、アンコールを演奏しないわけには行かないのです。
これは私が勝手に思うことなのですが、観客は「どうせアンコールも演奏するんだろ。」と言う気持ちで拍手を止めてしまったのではないかという気がします。それならばそれで観客のマナーの悪さを感じるのですが。
マナーといえば、この田舎では演奏会のマナーもあまり良いとは言えません。遅れてやってきて演奏中の出入りはご遠慮ください、この曲が終わるまでお待ちください、といわれたおばちゃんが何で入れてくれないんだ、とごねて扉の係の人間と押し問答になったとか、演奏中に携帯がなるわ、子どもがぎゃーぎゃー無くわ、ということが多すぎます。幸いこの間の演奏会ではそれは無かったようですが。
さて、アンコールのハプニングですが、今までの演奏会のなかでもいくつか体験したことがあります。。とあるパート全落ち事件。俗に落ちるとは、演奏中にふけない部分が出来てしまうこと。つまり、音が落ちて存在しなくなることを言います。で、そこがソロだったりすると音楽に空白が出来てしまうわけです。とくに練習量が少ないアンコールなどでは危険で今回も同じパートの人間が全員吹けずに落ちてしばし空白。(ウチのパートではありませんでしたが、いつ何時同じことをしてしまうか判らないので笑えません)
もちろん、アンコールでなくても、飛び出し、落ち、などは発生します。稀にプロの演奏会などでも同じ光景を見るぐらいなのでアマチュアの我々なんかは日常茶飯事です。本当はそれではいけないのですが、予防しても事故は起こるものなので、練習して確立を出来るだけ提げる努力しかありません。
そこで今日の一枚。
プロコフィエフ(淀彰編曲)/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
指揮:フレデリック・フェネル
東京佼成ウインドオーケストラ
佼成出版 KOCD-3311
このCDは1986年と1987年に新宿文化センターにて行なわれた構成ウインドオーケストラの定期公演の一部を収録したもの。他にレスピーギのローマの噴水や、コダーイのガランタ組曲なども収録されています。
演奏はどれをとっても佼成ウインドらしいすっきりとしたサウンドでクオリティーも高いものです。ライブにもかかわらず、スタジオ録音とあまりかわらないクオリティーだと思います。
ただ…プロの演奏にとっては致命的と思われるほどの事故が…あります。「ロメオとジュリエット」の曲でGP(ゼネラル・ポーズ)が存在するのですが、そこでクラリネットが一人飛び出しをやってます。飛び出しも凄いですがもっと凄いのはそれをそのまま音源にして発売してしまうところかもしれません。空白の部分なら100分の1秒あるいは1000分の1秒にオーダーで音をつないだり編集できるはずなのにそれも行なっていません。何故かは不明ですが。もし、この飛び出しをやった人がエキストラだったりしたら次から絶対に呼んでくれません。団員だったとしても周囲から非難の嵐ではなかったかと思います。結構、笑い事ですまない状態のはずです。
飛び出しのことばかり書いてしまいましたが、フレデリック・フェネル氏の指揮ということもあり、他の演奏もクオリティーの高いものになっています。因みにプロの大ミスが収録されたCDを私は他にも所有しています。(もしかしてそっちの方が聴くに耐えないかも知れませんが。)
吹奏楽がお好きな方、プロの「飛び出し」を聴いてみたい方、ローマの噴水の吹奏楽版が聞いてみたい方、演奏会で飛び出ししてしまった自分を慰め勇気付けたい方にオススメの一枚です。
タグ :ロメオとジュリエットローマの噴水