2008年05月01日
定期演奏会のとき。
今日から5月。そしてゴールデン・ウィークが既に始まっています。今年も私はゴールデン・ウィークだからといってどこかに出かけたり、何か特別なことをしたりという予定はありません。ゴールデン・ウィークは練習するか、家出ゴロゴロするか、というのが定番です。
さて、高松ウインドシンフォニーではリハーサルは大抵、演奏と逆の順にすることが多いので、リハーサル最初からメインの曲をやります。根性を入れてやらなければなりません。
いつも思うのですが、金管楽器の方々、お願いだから、本番の音量でリハーサルも吹いてください。本番にいきなり本気で吹かれると、木管は音量に追いつけなくなってしまいます。(泣)
そんなこんなで、今年も、リハーサルが終わった後はもうヘトヘトでした。「お疲れさまー」といってそのまま帰りたいぐらいの勢いでした。(笑)私は、大変なことに今まで使っていたリードが本番前になってほぼ全部死滅してしまったので、焦りながら、リードを選ぶハメに。 とにかく、アマチュアの演奏会では特に木管楽器のクラリネット、フルートあたりの人々が萎縮して本番で音が出なくなることがありますが、私はいつも本番ほど、しっかり息を入れることを心がけています。金管に対抗するためにもですが(笑)。それなりに緊張感は保っていますが。
緊張感といえば、本番は何が起こるか判らない、いやーな緊張感があります。数年前、「シェエラザード」を全曲演奏したのですが、そのときに起こった事故は今でも覚えています。本番で某パートが全員落っこちて数秒間空白に。あな、おそろしや。本番後に某パートより事情を聴取した結果を想像すると、体力が持たないのでそれぞれが時々サボるらしいのですが、たまたま、パート全員でサボったんだとか。サボること自体それはなしのような気もするのですが。
まあ、打ち上げの酒の肴にされたのは当然の話です。
そんなところで、今日の一枚。

リムスキー=コルサコフ
交響組曲「シェエラザード」、組曲「サルタン皇帝の物語」
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
フィルハーモニア管弦楽団
LONDON (ポリドール)POCL-9832
このCDはアシュケナージの指揮によるシェエラザードと、サルタン皇帝の物語(組曲版)が収録されたもの。個人的にはシェエラザードはデュトワ盤の演奏が一番だと思うのですが、このCDには、一緒に最近余り演奏されているのを聞いたことが無い、組曲版のサルタン皇帝が収録されているのでこちらを紹介しておきます。実はサルタン皇帝の物語の中の「第四幕への前奏曲(3つの奇蹟)」も以前、ウインドシンフォニーが演奏した曲目です。この曲は今から20年以上前は吹奏楽コンクールの自由曲として取り上げられたりしていましたが、最近は滅多にそこでも聞かなくなりました。幻の名曲(?)になりつつあります。
シェエラザードは「アラビアン・ナイト」をモチーフとしたもので、当初は楽章ごとに標題がつけられていましたが、出版の際には削られ、てしまっていたようです。
このアシュケナージの演奏は可もなく、不可も無く、といった印象を感じます。ただ、全体的にライトなつくりでロシア音楽らしい重厚感にかける気もします。私はアシュケナージと言う人は金管楽器に独特の響きを求めている気がするのですが、皆さんはいかがでしょう。金管楽器は、もっとしなやかで重厚になってもいい部分が沢山あると思うのですが、なぜか比較的薄っぺらなり方のような気がします。その点同じ軽やかさを感じるデュトワ盤は重厚感も感じ、全編を通して流麗、洒脱なイメージを持つことが出来るのですが、アシュケナージの場合はちょっと違います。
とは言え、十分に楽しめる演奏ではあります。最後に、サルタン皇帝から、「くまんばちの飛行」も収録されています。
アラビアン・ナイトに思いをはせながら、シェエラザードを聴いてみたい方、くまんばちの飛行のオケ演奏を聞いてみたいかた、また、サルタン皇帝の物語、を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
さて、高松ウインドシンフォニーではリハーサルは大抵、演奏と逆の順にすることが多いので、リハーサル最初からメインの曲をやります。根性を入れてやらなければなりません。
いつも思うのですが、金管楽器の方々、お願いだから、本番の音量でリハーサルも吹いてください。本番にいきなり本気で吹かれると、木管は音量に追いつけなくなってしまいます。(泣)
そんなこんなで、今年も、リハーサルが終わった後はもうヘトヘトでした。「お疲れさまー」といってそのまま帰りたいぐらいの勢いでした。(笑)私は、大変なことに今まで使っていたリードが本番前になってほぼ全部死滅してしまったので、焦りながら、リードを選ぶハメに。 とにかく、アマチュアの演奏会では特に木管楽器のクラリネット、フルートあたりの人々が萎縮して本番で音が出なくなることがありますが、私はいつも本番ほど、しっかり息を入れることを心がけています。金管に対抗するためにもですが(笑)。それなりに緊張感は保っていますが。
緊張感といえば、本番は何が起こるか判らない、いやーな緊張感があります。数年前、「シェエラザード」を全曲演奏したのですが、そのときに起こった事故は今でも覚えています。本番で某パートが全員落っこちて数秒間空白に。あな、おそろしや。本番後に某パートより事情を聴取した結果を想像すると、体力が持たないのでそれぞれが時々サボるらしいのですが、たまたま、パート全員でサボったんだとか。サボること自体それはなしのような気もするのですが。
まあ、打ち上げの酒の肴にされたのは当然の話です。
そんなところで、今日の一枚。

リムスキー=コルサコフ
交響組曲「シェエラザード」、組曲「サルタン皇帝の物語」
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
フィルハーモニア管弦楽団
LONDON (ポリドール)POCL-9832
このCDはアシュケナージの指揮によるシェエラザードと、サルタン皇帝の物語(組曲版)が収録されたもの。個人的にはシェエラザードはデュトワ盤の演奏が一番だと思うのですが、このCDには、一緒に最近余り演奏されているのを聞いたことが無い、組曲版のサルタン皇帝が収録されているのでこちらを紹介しておきます。実はサルタン皇帝の物語の中の「第四幕への前奏曲(3つの奇蹟)」も以前、ウインドシンフォニーが演奏した曲目です。この曲は今から20年以上前は吹奏楽コンクールの自由曲として取り上げられたりしていましたが、最近は滅多にそこでも聞かなくなりました。幻の名曲(?)になりつつあります。
シェエラザードは「アラビアン・ナイト」をモチーフとしたもので、当初は楽章ごとに標題がつけられていましたが、出版の際には削られ、てしまっていたようです。
このアシュケナージの演奏は可もなく、不可も無く、といった印象を感じます。ただ、全体的にライトなつくりでロシア音楽らしい重厚感にかける気もします。私はアシュケナージと言う人は金管楽器に独特の響きを求めている気がするのですが、皆さんはいかがでしょう。金管楽器は、もっとしなやかで重厚になってもいい部分が沢山あると思うのですが、なぜか比較的薄っぺらなり方のような気がします。その点同じ軽やかさを感じるデュトワ盤は重厚感も感じ、全編を通して流麗、洒脱なイメージを持つことが出来るのですが、アシュケナージの場合はちょっと違います。
とは言え、十分に楽しめる演奏ではあります。最後に、サルタン皇帝から、「くまんばちの飛行」も収録されています。
アラビアン・ナイトに思いをはせながら、シェエラザードを聴いてみたい方、くまんばちの飛行のオケ演奏を聞いてみたいかた、また、サルタン皇帝の物語、を聴いてみたい方にオススメの一枚です。