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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年04月10日

消え行くもの。

私はそんなに映画を見る人ではないのですが私が小さい頃にあった映画館は半分くらい閉館になってしまいました。少し寂しい気がします。その代わりにシネコンが出来ていますが、私はシネコンというのは便利だと思いますがあまり好きではありません。流行の映画を手軽に見られて、大きい駐車場があって、というのは確かに便利です。しかし、その反面、個性的な映画や、リバイバルシネマを上映してくれることはほとんどありません。まあ、ビデオやDVDで観れば済むことなんでしょうが、自分の好きな映画や、いいと思った映画はやはりスクリーンで見たいものです。また、シネコンは、人が多すぎ。(流行ってるから仕方ないのかもしれませんが)映画館の中にではなく、上映館内に入るまでの廊下や売店がゴミゴミしていてその点はちょっと苦手です。
 まあ、映画館にかかわらず、惜しまれながらも消えていくものはいくつもあるわけで、時代といえば仕方ないのでしょうが。しかし、人間というのは不思議なもので、それまで大して気にかけていなくても、終わる、無くなるという話を聴くと途端に欲しくなったり、利用したくなったり、残念ですねーというコメントをしてみたり、するのです。それを見ると、人間って勝手な生き物だなー、などとがっくりしたりします。
さて、映画館ということで今日の一枚。

NUOVO CINEMA PARADAISO(ニュー・シネマ・パラダイス)
Musiche di ENNIO MORRICONE(音楽:エンニオ・モリコーネ)
VOLCANO CPC8-1067



このCDは映画、ニュー・シネマ・パラダイスのサウンドトラック。
実を言うとこの映画、大好きなのです。と言っても、実際映画館では見ていません。ビデオとDVDでしか観たことがありません。一度でいいから、こじんまりした小さな映画館で見てみたいと思っています。
 サウンドトラックを聴くと映画の様々なシーンがよみがえってきます。音楽としてもモリコーネの音楽が最高に美しいものになっています。モリコーネは「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」、「夕陽の用心棒」などのマカロニ・ウエスタン映画の音楽から、「海の上のピアニスト」などの映画音楽を手がけた作曲家です。どの映画にもすばらしい音楽がかかれていますが、モリコーネの音楽はある意味、映画の時代背景などを無視した超越的物だったりします。丁度、日本の時代劇にトランペットで音楽をつけた「必殺」シリーズなどを想像していただければいいかもしれません。
 海の上のピアニストや、ニュー・シネマ・パラダイスにおいても斬新でジャンルレス、ボーダレスな音楽を披露してくれています。
 演奏自体は決してウマイ演奏ではありません。しかし、このニュー・シネマ・パラダイスは美しい音楽は限りなく美しいものとして表現されています。音楽だけで涙しそうなほどです。
 映画を見て感動された方、モリコーネの音楽に触れてみたい方、美しい音楽を感じてみたい方にオススメの一枚です。  

Posted by のりくん at 00:17Comments(0)今日の一枚