2009年01月12日

ふと思うところがあって、その4。

バッサリンが効いたのやら、休んで体力的に復活したからなのか、頭痛は小康状態。

原因はおそらく、顎関節症と、姿勢の悪さではないかと思っています。
もともと、首が細いし、体を鍛えていないので、小学校時代から肩こりに悩まされ続けていたのも事実。

さて、イベールの協奏曲を聞き比べるのも今日で4枚目。まだまだ行きます。


イベールは、実は1960年代まで生存していたので、ミュールなどは明らかに同時代を生きた人です。そもそも、この「アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲」は、シグルート・ラッシャーのために書かれた曲のようですが、どういういきさつか、初演はマルセル・ミュール。

実はラッシャーはフラジオが得意だったために、この曲もフラジオが書かれていますが、ミュールが初演したことによって、フラジオの楽譜はオプショナルとされたようです。

そんなところで今日の一枚。


ふと思うところがあって、その4。


Saxophone and Orchestra
Sohre Rahbari(サクソフォン)
Alexander Rahbari指揮/ベルギー国立放送局管弦楽団
Marco Polo 8223374


このCDは女流サクソフォニスト、ラハバリ(発音があっているのか不明)による、サクソフォン協奏曲集。どうもこの方、イランのテヘラン出身。指揮者である兄弟との共演です。
演奏は、うーん、技術的に大きな破綻はないのですが、例えば、須川氏やドゥラングル氏などがさらっと吹いてしまうフレーズに多少てこずっている感が感じられたりします。音色はちょっと重心が低めでありながら、元気な音。ゆったりとした曲の方が表現として得意なのかもしれません。
女流演奏家の演奏を聞いてみたい方にオススメの一枚。



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