2008年11月25日

本番に思う。

冬らしい日が続くようになりました。
 さて、本番になるといつも私の言うことですが、いつもスリルとサスペンスに満ちた本番になっています。それが観客の方に伝わること、伝わらないこと様々ですが、大きな事故があるとやはり観客の方に伝わることがあるようです。いろいろな意味で、スリルを味わうのも事実です。あるべき音が無い、違う音を出してしまう、違う音が聞こえてくる、繰り返し記号を見落とす、などなど。練習量が少ない分、大変です。サスペンスの方は、曲がもしかしたらとまるかも知れない、間違えた音を吹いてしまうかもしれない、というサスペンスになるのでしょうか。
 でも、本当に本番のたびに思うことですが、いい演奏会にしたいと思います。しかし過去、私が参加した様々な演奏会の中でいくつか思い出深いものがあるのですが、なぜかいい思い出と言うよりはトラブルに見舞われた思い出の方が多いのは何故なのでしょう?まあ、後から思い出すといい思い出になっているのですが。
  そこで今日の一枚です。




本番に思う。


愛のテーマ~シネマ・コレクション~/アナスタシア・チェボタリョーワ
KICC-460

このCDはクラシック界で最近話題で日本にもたびたび来日しているバイオリニスト、アナスタシア・チェボタリョーワの初めてのクラシック以外のアルバムです。映画音楽が多数収録されています。収録に関してはかなり編曲にもこだわったようです。
 曲目は映画「ひまわり」~ひまわり(マンシーニ)、映画「パリのめぐり逢い」~ライブ・フォー・ライフ(レイ)、映画「ゴッド・ファーザー」「ゴッド・ファーザーPART2」~メイン・タイトル・テーマ/愛のテーマ(ロータ)、映画「アルフィー」~アルフィー(バカラック)、映画「ロシュフォールの恋人たち」~キャラバンの到着(ルグラン)、映画「ディア・ハナンター」~カヴァティーナ(マイヤーズ)、映画「風と共に去りぬ」~タラのテーマ(スタイナー)、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」~愛のテーマ(モリコーネ)、映画「ライムライト」~エターナリー(チャップリン)、映画「オズの魔法使い」~オーバー・ザ・レインボウ(アーレン)、映画「ラスト・エンペラー」~メイン・タイトル・テーマ/レイン/オープン・ザ・ドア(坂本龍一)、映画「サウンド・オブ・ミュージック」~サウンド・オブ・ミュージック/私のお気に入り(ロジャース)となっています。
 演奏の方はさすが、モスクワ音楽院を出たというだけあってすばらしい歌を聞かせてくれるバイオリンです。現在、彼女は日本の音楽大学に講師として在籍しているようです。
映画音楽を美しく、また、洗練された演奏で聞くことができます。
 先日のサクソフォンアンサンブルコンサートで、この中のキャラバンの到着をサクソフォーンカルテットで演奏したのですがなかなか、こんなに洗練された演奏には…。
 映画好きの方、バイオリンの音色が好きな方にオススメの一枚です。


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