2008年01月14日

風邪。

この記事は2004年3月29日に書かれた記事を加筆修正したものです。


寒くなってきました。風邪が流行っているようです。私は年に1回か2回はこの用に本格的な風邪を引いてしまいます。夏風邪も何度か引いたことがあるのですが、あれは噂通り、最悪です。なかなか完治しなくて、二週間も苦しんだ記憶があります。
 薬を飲んで寝ていると、薬のためか寝ているのか起きているのかわからないような錯覚を覚えたりします。本当に風邪で辛い時は薬を飲まないと眠れなかったりもするので、薬の効き目もありがたいのですが、仕事中など、眠気を誘う薬は飲めないのが逆に辛いところです。薬も、使用途や、用法を間違えると恐いものになるので、慎重に使いたいものです。小さい頃から小児喘息だった私は、かなり薬漬けだと自分では思っているので、それも心配なところです。
 でも、薬はきちんと使うと有効な手段なので、気をつけて使いたいと思います。
さて、そんなところで今日の一枚。

ベルリオーズ/幻想交響曲
シャルル・デュトワ指揮/モントリオール交響楽団
LONDON(ポリドール) F35L50194

このCDは、ベルリオーズの有名な幻想交響曲。若き芸術家が恋に狂い、自暴自棄になってアヘンを飲んで自殺を図ったにもかかわらず、それが致死に達しておらず、恋焦がれる人の影を垣間見つつ、様々な幻影を見ていく、というものです。
この曲が、ベルリオーズのヘンリエッタ・スミッソンという女性に対する思いから生まれたものだということはあまりにも有名です。
あまりにも強い思いがこの曲を彼に作らせたのでしょう。
 場面で言うと、幻覚の中に、殺人や処刑のための断頭台への更新といった血なまぐさいシーンも描かれています。それだけに情熱的で爆発的な色彩のうねりを聞くことが出来ます。最後は魔女や妖怪との饗宴のシーンで狂喜乱舞して終わるというもので、内容を聞くと確実に子どもにはいえないようなものかもしれません。まさに薬物のなせるワザ、幻覚といったところでしょうか。
とはいえ、美しく切ないメロディーなども登場し、決して始終どろどろしたものになっているわけでもありません。
 割と長い曲なのですが、ストーリーを見ながら曲を聞くと、初心者の方にも、イメージが想像しやすく聞きやすいものになると思います。
 失恋をしたかた、また、少し落ち込んだ時にスカッとしたい方にオススメの一枚です。


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