2008年10月06日

颯爽と行こう。

涼しくなってきて、秋の長雨もそろそろ終りになるかもしれません。
 さて、天気がよくなると、季節がら少し外に出かけたくなってきます。涼しいこの時期、久々に自転車に乗ってサイクリングなどに言ってみたい気分です。
しかし、ここしばらくの間、自転車に乗ってすらいません。どこに行くのにも車で行ってしまいます。体がなまって仕方ありません。もともと脆弱な上に、体を鍛えていないので、どうしようもありません。
サイクリングに行く前に体を鍛えることが必要かもしれません。秋の涼しい風のふく晴れた日に颯爽と自転車をこいでいくのが理想なのかもしれませんが、今はちょっと、無理かもしれません。気分だけでも颯爽とした気分を味わいたいものですが。でも一人でサイクリングはちょっとさびしいかな。
 そこで今日の一枚です。



颯爽と行こう。


Classical Bgm 8 Drive ドライヴのクラシック
エイベックス・クラシックス AVCL25258

このCDは、ドライヴ向けにクラシックをセレクトしたオムニバスCDです。ちなみに、私はエイベックスというレーベルがあまり好きではありません。理由としては、コピーコントロールを積極的に導入したことと、音楽ソフトを完全に商業の商品にしてしまったからです。音楽ソフトは商品であると同時に芸術性が高く、文化の発展に貢献するものであると言うのが本来だと思っているのですが、エイベックスの商品はその前に、売れてナンボという香りがぷんぷんします。アーティストの使い捨てが始まったのも私はエイベックスの悪影響だと思っています。サイクルの早い音楽ソフトは、儲かるかもしれませんが、文化として発展しないので、結局は、尻すぼみになります。おまけに尻すぼみになった責任を消費者の違法コピーだとして、コピーコントロールCDで、音質の悪いCDを売りまくろうとする姿勢は、いかがなものかと思うからです。
 それはさておき…。このCDには、ホルベルク組曲 : 前奏曲、タイプライター、リオの散歩、トリッチ・トラッチ・ポルカ、キューバ序曲、交響曲第4番 《イタリア》 : 第1楽章、古典交響曲 : 第1楽章、出逢った頃のように [クラシカル・インストゥルメンタル版]、ハンガリー舞曲第1番、ペトルーシュカ : ロシアの踊り、雷鳴と稲妻、そりすべり、加速度ワルツ、熊蜂の飛行となっています。個人的には、出逢った頃のようには余計な選曲だった気もします。前編、クラシック、セミクラシックで貫いて欲しかったと思います。
 さて、クラシックで、心地よいドライヴが出来るのか?と思う方侮ってはいけません。英国の自動車関連の調査・プロモーション機関であるRAC Foundationから発表された自動車の運転に危険な曲の堂々の一位はなんとクラシック。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」という曲で、映画「地獄の黙示録」で、ヘリからの攻撃場面で使われた、曲です。第5位もクラシックで、ヴェルディの「レクイエム」。これらはの選ばれた理由としては、一般的に、60BPM(Beats per Minute)を超えるテンポの楽曲を聴くと、心拍数と血圧が上がるらしいのですが、クラシック音楽は速いテンポでなくても、音数の多さ、クレッシェンド、ディミニュエンドの反復により、同様の結果がもたらされるということらしいのです。また、以前の危険曲のリストには、ムソルグスキーの「禿山の一夜」などがあったそうです。まあ、危険な曲の傾向はなんとなくわかるような気もしますが。
 で、このCDですが、演奏もそこそこのもの、お値段もそこそこ手ごろ、ということで、車に一枚積んでおくにはいいCDかもしれません。でも個人的に、熊蜂の飛行はかなり危険曲のような気がするのですが…。
 ドライブ時、車の中での手軽なBGMをお探しの方にオススメの一枚です。


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