2010年09月25日

年齢のせいにすることこそ、年食った証拠だ。

サクソフォン・カルテットの練習をすると、

最近、いつも15年ぐらい前を思い出します。


深夜、日付が変わるまで4人で練習した日々。
あの頃、今と違って打ち込むだけの何かが
あったのは事実。

現在は、メンバーも増え、同じメンバーで
カルテットを組むこともほとんど無くなり、
こんな練習をすることもなくなりました。

しかし、同じようなことをやらなくなったのは、
環境のためだけではなく、

年齢的なことを一番の理由にしたりします。

年を食ったことを揶揄すると
嫌がるくせに、

出来ないことがあると、
すぐ年のせいにする。

年寄りの逃げ口上。

そんなところで今日の一枚です。

年齢のせいにすることこそ、年食った証拠だ。
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』、弦楽六重奏曲 
スメタナ四重奏団
Denon Crest 1000 COCO70436

このCDは、スメタナ四重奏団が解散直前、得意としていたレパートリーのドヴォルザークのアメリカを収録したもの。
演奏は円熟した演奏というよりは、老いてなおこの演奏が出来るのかと思わせるような演奏。ともかくその圧倒的な情熱と、一方で長年の活動による息のあった演奏、カルテットとしてのまとまりのようなものを感じさせます。
確かに技術的にもっと高いカルテットはあるのかもしれませんが、カルテットとしての味わいは若手のカルテットと比較しても、なんの遜色も無い気がします。
ドヴォルザークのアメリカを聞いてみたい方にオススメの一枚です。


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