2008年05月25日
ガラクタ楽器。
今日は次第にいいお天気となりました。これから梅雨、夏とどんどん季節が進むことは嬉しくもあり、また、夏の暑さが苦手な私には憂鬱でもあります。
私のアルトサクソフォーンは去年オーバーホールをしたのですが、以前から言っているように、結構調整に出さず、ここ10年ぐらい使いっぱなしだったので、オーバーホールしてもガタがきています。こまめにメンテナンスすればよいのですが、タンポ一つを変えてしまうと楽器のバランスが非常に悪くなるので、最低2~3個は変えないといけないと思います。いっそのこと新しい楽器が欲しいのですが、予算の関係で今はとてもじゃありませんが無理です。何とかこの状態でしのぎたいものです。別にプロではないので仕事ができずに困るということが無いのでその点は安心です。
私は楽器を普段からクリッピング(クリッピングの意味を詳しく知りたい方はまたBBSにでもどうぞ)しているので、意外と調整は狂いにくいのですが、それでもタンポの劣化による調整不良は避けられないわけで、それを考えると多分私の楽器は全然ならない楽器になっていることでしょう。音も硬くなって潤いの無いカスカスな音になっているかもしれません。ただ、この状態は突然訪れるものではなく、徐々にそうなっていくので自分ではなかなか気づかないところでも有ります。
そこで今日の一枚です。
CHARLIE PARKER/Summit Meeting At Birdland
チャーリー・パーカー
/サミット・ミーティング・アット・バードランド
D.ガレスビー(Tp)他
SONY SRCS7126
このCDは言わずと知れたジャズの巨匠、チャーリー・パーカーのものです。バードランドとは、「バード」の愛称で呼ばれていた彼に因んで、命名されたクラブで、当時ビ・バップの電動としてオープンした店の名前です。ただ、その6年後にチャーリー・パーカー自身はなくなっています。1965年に閉店してしまいましたが、90年代になってから再開した後、96年に移転、現在も経営されています。
チャーリー・パーカーは退廃的でルーズな生活を送っていたことも良く知られていて、生活費のために自分の楽器までも質に入れることがしばしばでした。仕事が来ると、その前借したギャラで楽器を質から出し、また、酒と麻薬に溺れては楽器を質に入れての繰り返しだったといいます。
そんなチャーリー・パーカー、あるとき、本番に白いプラスチック製のサックスを抱えてやってきたそうです。当時、練習用として、安価で売られていたイギリス製のグラフトンという楽器でした。この楽器はお金のなかった彼が、楽器屋に頼んで貸してもらったとも、また楽器屋が宣伝効果を狙って彼に使わせたとも言われています。このプラスチックサックスの音はアルバム「Jazz At Massey Hall」で聞くことが出来ます。まさに弘法筆を選ばず、チャーリーパーカー楽器を選ばず、といったところかもしれません。
このアルバムはかなりチャーリー・パーカー晩年のものですが、Tpのガレスビーの演奏も素晴らしく、良いです。
ジャズ、ビ・バップの原点と真髄を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
13.だ
私のアルトサクソフォーンは去年オーバーホールをしたのですが、以前から言っているように、結構調整に出さず、ここ10年ぐらい使いっぱなしだったので、オーバーホールしてもガタがきています。こまめにメンテナンスすればよいのですが、タンポ一つを変えてしまうと楽器のバランスが非常に悪くなるので、最低2~3個は変えないといけないと思います。いっそのこと新しい楽器が欲しいのですが、予算の関係で今はとてもじゃありませんが無理です。何とかこの状態でしのぎたいものです。別にプロではないので仕事ができずに困るということが無いのでその点は安心です。
私は楽器を普段からクリッピング(クリッピングの意味を詳しく知りたい方はまたBBSにでもどうぞ)しているので、意外と調整は狂いにくいのですが、それでもタンポの劣化による調整不良は避けられないわけで、それを考えると多分私の楽器は全然ならない楽器になっていることでしょう。音も硬くなって潤いの無いカスカスな音になっているかもしれません。ただ、この状態は突然訪れるものではなく、徐々にそうなっていくので自分ではなかなか気づかないところでも有ります。
そこで今日の一枚です。
CHARLIE PARKER/Summit Meeting At Birdland
チャーリー・パーカー
/サミット・ミーティング・アット・バードランド
D.ガレスビー(Tp)他
SONY SRCS7126
このCDは言わずと知れたジャズの巨匠、チャーリー・パーカーのものです。バードランドとは、「バード」の愛称で呼ばれていた彼に因んで、命名されたクラブで、当時ビ・バップの電動としてオープンした店の名前です。ただ、その6年後にチャーリー・パーカー自身はなくなっています。1965年に閉店してしまいましたが、90年代になってから再開した後、96年に移転、現在も経営されています。
チャーリー・パーカーは退廃的でルーズな生活を送っていたことも良く知られていて、生活費のために自分の楽器までも質に入れることがしばしばでした。仕事が来ると、その前借したギャラで楽器を質から出し、また、酒と麻薬に溺れては楽器を質に入れての繰り返しだったといいます。
そんなチャーリー・パーカー、あるとき、本番に白いプラスチック製のサックスを抱えてやってきたそうです。当時、練習用として、安価で売られていたイギリス製のグラフトンという楽器でした。この楽器はお金のなかった彼が、楽器屋に頼んで貸してもらったとも、また楽器屋が宣伝効果を狙って彼に使わせたとも言われています。このプラスチックサックスの音はアルバム「Jazz At Massey Hall」で聞くことが出来ます。まさに弘法筆を選ばず、チャーリーパーカー楽器を選ばず、といったところかもしれません。
このアルバムはかなりチャーリー・パーカー晩年のものですが、Tpのガレスビーの演奏も素晴らしく、良いです。
ジャズ、ビ・バップの原点と真髄を聴いてみたい方にオススメの一枚です。
13.だ
Posted by のりくん at 19:37│Comments(0)
│今日の一枚