2008年05月23日

下戸が居酒屋に。

今日はなんとかお天気がもったようです。明日は雨かもしれません。
 さて、私はまったくと言っていいほどお酒がダメなのですが、時として人と居酒屋さんに行くこともあります。たまに何かの打ち上げ、とか人とのお付き合いで居酒屋さんとかには出かけてウーロン茶をちびちびやるのですが、いい居酒屋さんだと、お酒を飲まなくても美味しい料理が食べられたり、いいサービスが受けられたりするのでお酒が飲めなくても楽しめたりします。私はわいわいと騒ぐような居酒屋さんより、ちょっと静か目の居酒屋さんのほうが好きなのですが。
 ただ、居酒屋さんの特徴と言うか宿命と言うか料理の味は全体的に濃い目のことが多いようです。これは飲めない私がどこの居酒屋さんに行っても思うことなのですが、大抵のものは塩辛いのが特徴です。
 お酒を飲む人は結構塩辛いものを平気でいったりしますから、あのぐらいの方が丁度いいのだとは思いますが。
 それにしても若い人たちのはしゃぎっぷりはすさまじいものがあります。正直に言うと私はお酒飲んで馬鹿騒ぎというのは自分が飲まないことを差し引いても好きではありません。体育会系のノリにもついていけないことがあります。あの、状態を見ると酒池肉林とか、サバトとか言う言葉を思い出してしまいます。


ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
交響詩「はげ山の一夜」
指揮/ダニエル・ナザレス
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ナクソス 8.550051

このCDはあの廉価版CDで有名なナクソスのもの。安くて、いい録音で、いい音楽を、というのがナクソスのコンセプトのようです。
大抵、一枚1000円以内で買えますが、近年はメジャーレーベルが少し古い録音なんかをベスト版シリーズとして価格をさげて再発売したりしているので、安さという面では価値が薄らいでいるのかもしれません。
 「禿げ山の一夜」はもともと『魔女』というオペラの一部として書かれた曲です。聖ヨハネ祭の前夜に妖怪たちが禿げ山に集って宴会を開くという言い伝えを、標題音楽にしたものです。嵐の中、集ってくる妖怪たち、不気味な饗宴そして、遠くできこえる夜明けを告げる鐘…。この曲はオペラとしての完成することは有りませんでしたが、この曲を独立した管弦楽曲として書き直したのでした。
 ただ現在演奏される版の主流は同ロシア5人組の仲間で、管弦楽法の大家だったリムスキー=コルサコフが、ムソルグスキーのスコアに加筆修正したものです。
 さて、演奏の方は可もなく不可もなく、といったところでしょうか。展覧会の絵は、私はどうしてもサックスの音を聞いてしまうのですが、あまりサックスとしてオススメできるものでは有りません。CD全体を通して、所々乱れるアインザッツなども見受けられますが、聞き苦しいほどのことはありません。まさに、入門用のCDとしてぴったりといった印象でしょうか。反面、演奏者の主張が希薄に感じないでもありません。しかし、十分にいい演奏です。
 ボロディンの作品も収録されています。ムソルグスキーの作品を気軽に聴いてみたい方、音源の資料としてのものをお探しの方にオススメの一枚です。
  



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