2008年05月07日
委嘱作品を演奏した。
昨日の夕方からの雨模様等は一転、今日はいい天気でした。外を出歩くと少し汗ばむぐらいです。
自転車で風を切って走るのが心地よい一日でしたが、結局出かけず家でゴロゴロ。
さて、昨日も書いた高松ウインドシンフォニー第20回記念演奏会でのこと。その時えんそうした委嘱作品の演奏について少し書きたいと思います。委嘱作品とは、判りやすくいえばバンドの依頼でかかれた曲です。曲を書いてもらうためにはそれなりの対価が必要なのですが、今回は、版権を買い取らない、ということで格安で書いていただきました。作曲者の田中先生が、高い値段で長大な曲を書くよりも、演奏されることが多い小品を書きたい、という希望を提示されたため、15分から、20分程度の曲となりましたが、吹奏楽の演奏会ではこれだけの長さがあれば、十分メインの曲として通用します。8分程度の曲2曲で構成されているため、吹奏楽コンクールの自由曲としても演奏してもらえそうです。どこかの出版社かた、是非出版してください。
当時、委嘱作品なので間違いなく世界初演であったのですが、曲の構成やつくりも難解な部分がなく比較的取り組みやすかったと思います。逆にこんな曲を吹奏楽コンクールの課題曲にして欲しいと、思ったほどでした。曲名は「東洋の伝説」第一楽章が「太陽礼拝」第二楽章が「北斗礼拝」というタイトルになっています。一楽章はどちらかというと邦楽チックなイメージの曲、二楽章は大陸の騎馬民族系のリズムに支配された音楽です。我々の演奏しかないので、聞いてもらうことが出来ないのが残念ですが、とてもいい曲です。もし、楽譜が出版されたら、たくさんの方に演奏してもらいたいと思います。
特に思うのですが、邦人作品の吹奏楽曲はコンクールの課題曲にとどまらず最近難解なものが多い気がします。その中では、今回の「東洋の伝説」は貴重なレパートリーになりうる曲ではないかと思います。また、フランスの出版社から出版される予定があるようです。
そこで今日の一枚。
古祀(AN ANCIENT FESTIVAL)
指揮:秋山和慶
佼成ウインドオーケストラ
佼成出版 KOCD-3075
このCDは佼成ウインドオーケストラによる邦人作品集。元々はレコードでリリースされていたものなので佼成ウインドのかなり初期の録音集のなかの一枚です。アナログ録音、デジタルリマスター盤です。既に亡くなった、兼田敏氏のシンフォニック・ヴァリエーションと保科洋氏の「古祀」が同じディスクに入っていることもおもしろい一枚です。この二人が犬猿の中だったことは吹奏楽界ではかなり有名な話なので、それを考えるとおもしろいと思います。
櫛田テツ之扶(テツの漢字が出ないので)氏の「飛鳥」などは吹奏楽をされた方なら演奏したことがある方も多いのではないでしょうか。あの、ほら貝チックなホルンとペダルティンパニを使ったティンパニーのグリッサンドは衝撃的でした。「古祀」とともに和のテイストたっぷりの曲です。
吹奏楽の「和」の曲を聴いてみたい方、以前からよく取り上げられている邦人作品を聴いてみたい方、もちろん、演奏したことがある方にもオススメの一枚です。
自転車で風を切って走るのが心地よい一日でしたが、結局出かけず家でゴロゴロ。
さて、昨日も書いた高松ウインドシンフォニー第20回記念演奏会でのこと。その時えんそうした委嘱作品の演奏について少し書きたいと思います。委嘱作品とは、判りやすくいえばバンドの依頼でかかれた曲です。曲を書いてもらうためにはそれなりの対価が必要なのですが、今回は、版権を買い取らない、ということで格安で書いていただきました。作曲者の田中先生が、高い値段で長大な曲を書くよりも、演奏されることが多い小品を書きたい、という希望を提示されたため、15分から、20分程度の曲となりましたが、吹奏楽の演奏会ではこれだけの長さがあれば、十分メインの曲として通用します。8分程度の曲2曲で構成されているため、吹奏楽コンクールの自由曲としても演奏してもらえそうです。どこかの出版社かた、是非出版してください。
当時、委嘱作品なので間違いなく世界初演であったのですが、曲の構成やつくりも難解な部分がなく比較的取り組みやすかったと思います。逆にこんな曲を吹奏楽コンクールの課題曲にして欲しいと、思ったほどでした。曲名は「東洋の伝説」第一楽章が「太陽礼拝」第二楽章が「北斗礼拝」というタイトルになっています。一楽章はどちらかというと邦楽チックなイメージの曲、二楽章は大陸の騎馬民族系のリズムに支配された音楽です。我々の演奏しかないので、聞いてもらうことが出来ないのが残念ですが、とてもいい曲です。もし、楽譜が出版されたら、たくさんの方に演奏してもらいたいと思います。
特に思うのですが、邦人作品の吹奏楽曲はコンクールの課題曲にとどまらず最近難解なものが多い気がします。その中では、今回の「東洋の伝説」は貴重なレパートリーになりうる曲ではないかと思います。また、フランスの出版社から出版される予定があるようです。
そこで今日の一枚。
古祀(AN ANCIENT FESTIVAL)
指揮:秋山和慶
佼成ウインドオーケストラ
佼成出版 KOCD-3075
このCDは佼成ウインドオーケストラによる邦人作品集。元々はレコードでリリースされていたものなので佼成ウインドのかなり初期の録音集のなかの一枚です。アナログ録音、デジタルリマスター盤です。既に亡くなった、兼田敏氏のシンフォニック・ヴァリエーションと保科洋氏の「古祀」が同じディスクに入っていることもおもしろい一枚です。この二人が犬猿の中だったことは吹奏楽界ではかなり有名な話なので、それを考えるとおもしろいと思います。
櫛田テツ之扶(テツの漢字が出ないので)氏の「飛鳥」などは吹奏楽をされた方なら演奏したことがある方も多いのではないでしょうか。あの、ほら貝チックなホルンとペダルティンパニを使ったティンパニーのグリッサンドは衝撃的でした。「古祀」とともに和のテイストたっぷりの曲です。
吹奏楽の「和」の曲を聴いてみたい方、以前からよく取り上げられている邦人作品を聴いてみたい方、もちろん、演奏したことがある方にもオススメの一枚です。
Posted by のりくん at 00:23│Comments(0)
│今日の一枚