2008年05月02日

定期演奏会のとき。パート2

定期演奏会が終了してから、既に一週間以上が経過してしまいましたが、いまだに疲れが抜けません。最近、10年前の若さが欲しいと思う今日この頃です。(笑)
今回の演奏会では、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」がプログラムにありました。原曲はピアノ2台とオーケストラの曲ですが、今回はピアノ1台と吹奏楽という編成の編曲でした。吹奏楽でサン=サーンスの曲を取り上げることは意外に少ない気がするのですが…。
おそらく以前は一番よく演奏されていたのは「サムソンとデリラ」より、「バッカナール」なのではないかと思うのですが…。
そこで今日の一枚。



サン=サーンス/交響曲第三番"オルガン付"
イベール/寄港地
指揮:ジャン・マルティノン
フランス国立管弦楽団
東芝EMI TOCE-7011





このCDはサン=サーンスの交響曲「オルガン付」が収録されたもの。このオルガン付はその名の通りオルガン演奏付の壮大な交響曲です。演奏するには必ずパイプオルガンが必要なため、パイプオルガンのあるホールや教会でしか演奏することはできません。以前、
吹奏楽で電子オルガン(商品名はエレクトーン)を使用して演奏しているのを聴いたたことがありますが、編曲されたことを差し引いても全くの別物でした。パイプオルガンは基本的にホールや建物全体を楽器としているので、トータルでの響きやあの重厚感、建物全体を震わせるような低音は電子楽器とスピーカーでなかなか再現できるものではないと思います。
 マルティノンの演奏は色彩感も豊かで細かい描写にも気配りをされたもの。それでいて音楽の作り方に「わざとらしさ」をあまり感じさせない名演だと思います。
 フランスの演奏団体らしく、イベールの寄港地が収録されていて、こちらも聞きものです。
 オーケストラと、パイプオルガンの荘厳で華麗な響きを聴いてみたい方、ホールごと楽器というパイプオルガンと、その中で演奏するオーケストラの響きを楽しみたい方にオススメの一枚です。


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