2007年12月07日

これは圧巻。(2004年2月22日の記事訂正版)

注:この記事は2004年2月22日の記事を加筆修正したものです。

さて、私はアマチュアのサクソフォーン・アンサンブル団体に所属しています。中学生の時からサクソフォーンと出会って、今も趣味として楽器を吹き続けている状態なので、必然的に音源集めは、サクソフォーンに関するものが多くなります。資料的に集める部分もありますし、聞きたいアーティストの演奏を探して購入したりもします。
そんな中、このCDはリリースされたことを知るや即買。


HIGH FIVE(ハイ・ファイヴ)
Trouvere Quartet with Toshiyuki Honda
(トルヴェール・クヮルテット with 本多俊之)
東芝EMI TOCT-9948

このCDはトルヴェール・クヮルテット(以下、TQ)の方々が、本多俊之氏をゲストに迎えた、アンサンブルで5重奏になっています。基本的には本多俊之氏作曲、編曲の曲で構成されたアルバムです。私はTQのCDがリリースするたびにサクソフォーンという楽器は、ジャンルに関してはボーダレスなのだ、ということを再認識します。
さて、このCDにはMusic for Cinemaという伊丹監督作品のサウンドトラックのメドレーが収録されています。ご存知の方も多いと思いますが、マルサの女をはじめ、「~女」シリーズのサウンドトラックは本多氏が手がけています。この中に出てくる、本多氏のアドリブソロは圧巻です。また、チック・コリアの「スペイン」でも、ものすごいソロを聞かせてくれます。
また、サクソフォーン・パラダイスなどでは、TQの方々もすばらしいテクニックでアドリブソロを聞かせてくれています。
クラシカルな音、ジャジーな音、とよく表現されますが、このCDは全くそんなことの違いを意識させないテクニックや表現、アンサンブルとしての一体感を感じます。JAZZが好きで、クラッシクを敬遠されている方にも、ジャンルをつなぐきっかけの一枚にお勧め。
尚、TQの須川展也氏、彦坂眞一郎氏、新井靖志氏、田中靖人氏はそれぞれ、ソロのアルバムをリリースしており、そちらでもすばらしい演奏を聞かせてくれます。もちろん、本多俊之氏もたくさんのCDをリリースされています。本多俊之氏、私の大好きなサクソフォーン奏者の一人です。


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