2008年06月27日

ビンテージな楽器。

私の楽器は当然モダンの楽器で、オールドでもビンテージでもありません。アルトサクソフォーンが、セルマーのSA80SE2W/O(ローマ数字は機種依存文字なので、アラビア数字にしてます)これは所謂シリーズ2と呼ばれているモデル。現行モデルです。最もシリーズ3が発売されているので、最新モデルというわけではありませんが。ソプラノサクソフォーンはヤナギサワのS-9930。シルバーソニックと呼ばれているモデルです。これも現行機種。
アルトサクソフォーンは購入してから既に20年が経過。ソプラノサクソフォーンも10年以上が経過しました。ただ、ビンテージになるには程遠いと思います。一番の理由は現行機種であること。ただ、セルマーのマーク6と呼ばれる、ビンテージで有名なモデルは1970年頃まで発売されていたのにも、関わらず1990年ごろにはビンテージ扱いされていましたので、よほどの名器とされているのかもしれません。
多分、ビンテージになる大前提は生産が終了していることだと思いますが…。
ただし、私はクラシックを演奏するにはオールドよりもモダンの楽器が扱いやすく向いているとも思っています。賛否両論だとは思いますが…。、

そこで今日の一枚。


ビンテージな楽器。

オリジナル・サクソフォーン /浜松市楽器博物館コレクションシリーズ12



このCDは、浜松市楽器博物館の所蔵する歴史的なオールドの楽器で演奏された曲を収録してあります。楽器が発明された当時、楽器発明者アドルフサックスにより製作されたサクソフォーンを使っての演奏です。おそらく、この時代の楽器は今のようにオクターブキーのオートでの切り替え機構がなく、二つのオクターブキーを押し変えて切り替えていたのだと思います。ただ、古い楽器には見えるものの、発明当時からほとんど形やスタイルを変えていないのがサクソフォーンの若さというか、すごさというか…。音を聞いてみると、なるほど、モダンの楽器とはまた違った響きがします。機動性や音のクリア感は明らかにモダンの楽器には及ばないものの、木管楽器だと再認識させるような音色の柔らかさや、味のある響きはオールドならではのものだと思います。
歴史的な楽器の響きを聞いてみたい方にオススメの一枚です。








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