2008年04月14日

雨模様。

今日は、雨模様になりました。香川県では毎年夏になると水不足が懸念されるようになります。この時期から梅雨にかけて雨が降らないとダムにも水がたまらないため、水不足になります。水不足になると、給水制限、挙句の果てには断水、給水車の登場となります。数年前にも一度給水制限が行なわれ、特に飲食店関係は頭を抱えていました。
あの、マクドナ○ドでさえ、ドリンクが普通に出せなくなり、冷蔵庫で冷やした缶ジュースを出すようになる始末です。また、車の洗車をしようものなら例えそれが井戸水であっても周囲からは冷たい視線が注がれます。
 なので、うっとうしいですが、この時期から梅雨時期にかけてきちんと雨が降ってくれないと夏に困ることになるので、ある意味、久々の雨は恵みの雨なのかもしれません。
 雨の日はなかなか外に出るのもうっとうしく家で音楽を聴いてみたりしようかと思うのですが、何となくオーディオから出てくる音も湿っぽい気がしてしまいます。本来、完全なコンディションでオーディオの音を聞こうと思ったら、エアコン、調湿器で、一年中湿度が少なく低めの温度に保った部屋が必要になってしまいます。オーディオも機械なので、高温多湿には弱いのです。
 さらに、湿度によって音の聞こえ方に変化が現れるのも事実のようで、現に音は空気の振動なのでその空気中に水分がたくさん存在すると、やはり、湿っぽい音になるようです。
 私は、オーケストラ、JAZZ、吹奏楽をはじめ、様々なジャンルの音楽を聴くのですが、普段、あまりピアノの演奏を聞きません。好みの問題なのかもしれませんが、CDでもピアノの演奏よりはオケの演奏を聞く機会の方が圧倒的に多いのです。でも、なぜか雨の日には静かなピアノの曲を聞いてみたくなったりします。
そこで今日の一枚。

雨模様。

ドビュッシー/ベルガマスク組曲、子どもの領分他
ピアノ:ワルター・ギーゼキング
東芝EMI Grandmasterシリーズ HS-2088

このCDは巨匠ギーゼキングによる、EMIのドビュッシーのピアノ曲全集のパート2に当たるものです。因みに録音は1953年となっていますので既に50年以上が経過しています。
 はっきり言ってピアノ曲をそんなに聞かない私はこの演奏がどんなものかというのをはっきり書くことが出来ません。しかし、イメージとしてはドビュッシーの演奏としては割とタッチのはっきりした明瞭な演奏なのではないかと思います。しかしながら音が先鋭的とかきついとか言うことは全く無く、あくまでドビュッシーらしい演奏になっています。古い演奏ながら、技巧的な面でも全く破綻したところは見られません。表現的にも説得力のある演奏だと思います。もし、これでもっと新しい時代に録音されていたら、もっと凄いCDになっただろうことは間違いないと思ってしまうような演奏です。私の一押しはベルガマスク組曲とアラベスク第一番。
 ピアノを弾かれる方、ベルガマスク組曲を全曲聞いてみたい方に、また、ゆっくりとしたひと時のBGMを欲している方にもオススメの一枚です。


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