2009年07月18日

バリトンサクソフォンは伴奏楽器ではありません。

時々、

中高生にサクソフォンを教えに行くことがあります。

しかし、

私自身、
音大を卒業したわけでもありませんし、


誰か専門家の方にレッスンをしてもらったことも
一度もありません。


なので、

本当は私のような人間が、

教えに行くべきでは
ないのかもしれないと


時々思ったりもします。


それはさておき、

中高生に聞いてみると、

時々、
バリトンサクソフォンは伴奏楽器で

非常に面白くない楽器だと

思っていることがあるようです。

確かに、吹奏楽の中では、
ほとんどが、
チューバと同じパートを吹かされ、
白たまの音符が並ぶ楽譜が
非常に多いのも事実。


私は思うのですが、
これは作曲者や
編曲者の怠慢のような気がしています。


しかし、バリトンサクソフォン、
私は立派にソロ楽器だと思っています。


誤解を招くことを恐れずに書くと、
中高生の頃、バリトンサクソフォンを吹いていた
私の目標は、

アルトサクソフォンと変わらない演奏が出来る
低音楽器奏者になる


ことでした。


チェロの演奏が一つの目標でも
ありました。



そこで今日の一枚。


バリトンサクソフォンは伴奏楽器ではありません。


Suites for Cello Solo BWV 1007-1012
Henk van TWILLERT
Brilliant Classics  BRL93637


このCDは、オランダ生まれのサクソフォン奏者トゥイラールト氏がバリトンサクソフォンで演奏するバッハ無伴奏チェロ組曲。日本でも清水靖晃氏がテナーサクソフォンで演奏したものが何年か前に話題になりました。実は無伴奏チェロ組曲、音域的にはバリトンサクソフォンの方がより、チェロに近くなっています。演奏は、テクニック的にも破綻なく、文句なし…、と言いたいところですが、演奏を通しての主張や、表現の豊かさは、清水氏の演奏に軍配が上がるのかもしれません。どちらかというと、自分で咀嚼したバッハを淡々と演奏し続けている印象を受けるアルバムです。
バリトンサクソフォンは伴奏楽器だと思っている方に是非聞いてみていただきたいオススメの一枚です。


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バリトンサクソフォンは伴奏楽器ではありません。
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