2009年06月25日

ミスをものともしない。

最近、あまり生の演奏を
聞いていないと
思いつつ、


大量に購入した

CDを聞き続ける毎日です。


さて、生の演奏においても、
CDに録音された
演奏にしても、


ノンミスの演奏は、
プロの演奏でも
結構珍しかったりします。


もちろん、
スタジオや
CD録音に限定された、
環境での収録であれば、


ミスした部分を
リテイクするなどして
修正したりすることが多いのですが、



特に古めの録音などは、
環境がリテイクを許さない
事情があったのか、

修正が無理だったのか、
失敗した部分がそのまま
残されていることがあります。


生の演奏だと、
修正することは不可能なので、
ミスは聴衆に必ず伝わってしまいます。


ところが、ミスをも含めても
揺ぎ無い名演、名盤は
存在します。

CDでそんな演奏に出会ったときに
常に思うのは、

この演奏を生で聞いてみたかった、


ということ。


そこで今日の一枚です。



ミスをものともしない。


チャイコフスキー/交響曲第5番、イタリア奇想曲
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管弦楽団
ソニーミュージック SRCR9867


このCDは、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団による、チャイコフスキー。このコンビ、世に名盤を数多く残したコンビとしても有名です。どちらかというと、多くの演奏者が重厚でゴリゴリ感たっぷりの演奏をする中、このチャイコフスキーの5番は、驚くほど、すっきりと流麗。2楽章の旋律の美しさと、ホルンの甘美な響きが印象的です。実は、この演奏、楽譜を書き換えていると思われる節があります。指揮者の指示であるのでしょうが、どういった経緯で楽譜に手を入れたのかは、不明です。そして、クラリネットのリードミスなど、明らかに聴いて取れるミスが存在しますが、修正されておらず、そのまま。しかし、そんな些細なミスはものともしないほど、全編を通して名演といえると思います。
セルの名演を聞いてみたい方にオススメの一枚。


タグ :演奏CD

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