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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年01月06日

是非、置いてください。

この記事は2004年3月20日の記事を加筆修正したものです。


以前、知人の結婚式で、東京に行った時のこと。
 あれもこれもやってしまおうという計画の下、楽器の調整にと、ヤナギサワクロシュにソプラノサクソフォーンを下げていきました。勿論、結婚式で楽器は使いません。持っていったソプラノサックスも、思っていたよりはひどい状態ではなかったらしく、ヤナギサワクロシュの方にしかられること無く、無事調整。銀座山野楽器とヤマハ銀座にも寄って少しCDと、楽譜を仕入れて帰ってきました。
羽田から新宿までのJR乗換えがよく理解できず、ちょっと青くなりましたが、待ち行く人が意外にも親切な方で、救われました。人の温かさにちょっと触れた瞬間でもありました。
でも、住んでいる人には申し訳ありませんがやっぱり東京はゴミゴミしたところです。鼻炎持ちの私は一発でやられてしまい、2日目の夜に我慢できず、鼻炎薬を買うハメに。中野の駅前の商店街を鼻炎薬を探してさまよっていました。香川に帰ってきたときに出た言葉は、「やっぱり我が家が一番」でした。(笑)
 知人の結婚式に主席しに来たのに、他の目的の方が重要なような気分の自分にちょっと苦笑いしてしまいました。
でも、東京というところは凄いところです。同じ日本だと言うことを忘れるような感覚にとらわれたりもした3日間でした。
さて、今日の一枚。

彦坂眞一郎/バラード "即興への軌跡…!"
彦坂眞一郎(アルト・サクソフォン)東井美佳(ピアノ)、
高桑英世(フルート)、三枝俊治(コントラバス)
マイスターミュージック MM-1017


このCDは、トルヴェール・クヮルテットのメンバーでもある彦坂眞一郎氏によるソロアルバム。非常に美しく、作品に真摯に取り組んでいる雰囲気が伝わってくるような演奏です。日本初録音の曲も数曲収録されています。私のお気に入りは1曲目の「月の光」と、フィルウッズのソナタ。しっかりとした輪郭なのにもかかわらず、柔らかくしなやかな音色には感動を覚えずにはいられません。残念なのは銀座山○楽器に彦坂氏のCDで、このCDだけが置かれていなかったこと。。(私は彦坂氏のCDは全部持ってますが。)
 単に品切れだっただけなのか、人気で売れてしまったのか。たくさんの人に聞いて欲しいすばらしい演奏と、音楽だと思います。銀座○野楽器さん、是非置いて下さい。
曲目は、
フォーレ:歌曲「月の光」Op.46-2
プラネル:プレリュードとサルタレロ
トマジ:バラード「日本初録音」
荻野清子:たとえば風に吹かれた柳のように(委嘱作品)
佐橋俊彦:ジェントル・グッバイ(1991年彦坂眞一郎氏に捧げる)
荻野清子:オンリー・ジョーク (彦坂眞一郎氏に捧げる)
フィル・ウッズ:
アルト・サックスとピアノのためのソナタ「日本初録音」
ケックラン:ジーン・ハーローの墓碑     (フルート、サクソフォンとピアノのためのロマンス)「日本初録音」
R.シュトラウス:歌曲「モルゲン(明日!)」Op.27-4

と言うもの。決して、耳慣れた曲ばかりではありませんが、それを感じさせない、すばらしい演奏です。
サックスを演奏する全ての人々、また、上質の音楽に浸りたい方にオススメの一枚。

  

Posted by のりくん at 20:05Comments(0)今日の一枚