2008年05月16日
マウスピースパッチ。
サクソフォーンや、クラリネットのマウスピースに歯がたがつくのを防いだり、歯のあたりを良くするために樹脂製のシールを貼ることがあります。
大抵は、管楽器店などで売っているもので、一般的には「マウスピースパッチ」とか、「マウスピースクッション」という名前で売られています。
このマウスピースパッチ、貼るか貼らないかいろいろ賛否両論で、mixiの中でもアンケートが行われたりしていました。
で、このマウスピースパッチ、貼ると音色が変わるとか、貼ることで、アンブシュアに悪影響があるなどと色々言われますが、
私は基本的に好みなのだと思っています。ただ、中高生の皆さんにはちょっと貼るのに注意して欲しいことが…。
まず、これは個人的な感想なのですが、マウスピースパッチを貼ると明らかに音がクリアでなくなる気がします。これは個人的感想なので感じ方は様々だと思うのですが、「貼るのが当たり前」と思って貼るのではなく、歯並びが悪いなどのどうしても貼らなければならない理由がある時に貼ればよいと思います。ファッションではないので、必要なければ貼らないでよいのです。そのほうがお金もかからずにすみます。
マウスピースに歯がたがつくことを気にする方も多いようですが、マウスピースは所詮消耗品です。歯がたがつかなくても未来永劫使えるものではないので、必要の無い人は貼るだけ無駄になります。
それと、これが一番のポイントなのですが、貼るときには、貼り方に注意が必要です。マウスピースパッチは、極端に言えば歯のあたる部分だけで十分です。ところが、中高生の方は、何故かマウスピースの先端に合わせて貼ろうとします。
私が以前楽器店に勤務していた頃、調整したばかりの楽器がならないといって再度楽器を調整に持ってくる中高生が時々居ました。実際に調整が短期間に狂ったりしていることも多かったのですが、その中で、楽器はどこも悪くないのに楽器がならない、という状況のことが何度かありました。
最初のうちは楽器だけ見るので、リペアマンがみてもどこもおかしくない、ということで、原因不明だったのですが、あるときふと思い立ってマウスピースとリードをチェックしてみると…
マウスピースパッチが、マウスピースの先端からはみ出て貼られていました。これは、あまりにマウスピースの先端に合わせてマウスピースパッチを貼ったために使っているうちにずれて、マウスピースの先端からマウスピースパッチがはみ出る状態になっていたためでした。
マウスピースの先端よりはみ出た部分に物があると、音は鳴りにくくなったり、ひっくり返るようになったり、あるいは鳴らなくなったりします。
原因は、マウスピースパッチはシールで貼られるものであることと、マウスピースパッチの素材が樹脂であることです。マウスピースパッチのシールは、貼り替えることを想定しているので極端に粘着力が強いものは使えません。なので、ある程度粘着力を犠牲にすることになり、ずれやすくなります。
更に、素材が樹脂なので、歯があたると、少しだけ伸びます。この、伸びてシールがずれる、ということにより、マウスピースの先端からはみ出てしまう結果に。
これを回避するために出来ることはただ一つ。マウスピースパッチをマウスピースの先端から出来るだけ遠い場所に貼ることです。そして、あまり大きな面積ではなく、小さい面積に貼ること。
また、メーカーによっても素材や粘着力に差がありますので、マウスピースパッチを使う派の方はいくつかのメーカーを試してみると良いかもしれません。(因みに、人によってはビニールテープを貼る人も居るようです)
いずれにしても分厚いマウスピースパッチはアンブシュアを崩すだけでいいことはないと思いますが。
これによってマウスピースパッチを貼ることでのトラブルは回避できます。
マウスピースパッチを貼っている方で楽器が急にならなくなった方。楽器の調整に問題がなければ、ちょっと疑ってみるといいかもしれません。
大抵は、管楽器店などで売っているもので、一般的には「マウスピースパッチ」とか、「マウスピースクッション」という名前で売られています。
このマウスピースパッチ、貼るか貼らないかいろいろ賛否両論で、mixiの中でもアンケートが行われたりしていました。
で、このマウスピースパッチ、貼ると音色が変わるとか、貼ることで、アンブシュアに悪影響があるなどと色々言われますが、
私は基本的に好みなのだと思っています。ただ、中高生の皆さんにはちょっと貼るのに注意して欲しいことが…。
まず、これは個人的な感想なのですが、マウスピースパッチを貼ると明らかに音がクリアでなくなる気がします。これは個人的感想なので感じ方は様々だと思うのですが、「貼るのが当たり前」と思って貼るのではなく、歯並びが悪いなどのどうしても貼らなければならない理由がある時に貼ればよいと思います。ファッションではないので、必要なければ貼らないでよいのです。そのほうがお金もかからずにすみます。
マウスピースに歯がたがつくことを気にする方も多いようですが、マウスピースは所詮消耗品です。歯がたがつかなくても未来永劫使えるものではないので、必要の無い人は貼るだけ無駄になります。
それと、これが一番のポイントなのですが、貼るときには、貼り方に注意が必要です。マウスピースパッチは、極端に言えば歯のあたる部分だけで十分です。ところが、中高生の方は、何故かマウスピースの先端に合わせて貼ろうとします。
私が以前楽器店に勤務していた頃、調整したばかりの楽器がならないといって再度楽器を調整に持ってくる中高生が時々居ました。実際に調整が短期間に狂ったりしていることも多かったのですが、その中で、楽器はどこも悪くないのに楽器がならない、という状況のことが何度かありました。
最初のうちは楽器だけ見るので、リペアマンがみてもどこもおかしくない、ということで、原因不明だったのですが、あるときふと思い立ってマウスピースとリードをチェックしてみると…
マウスピースパッチが、マウスピースの先端からはみ出て貼られていました。これは、あまりにマウスピースの先端に合わせてマウスピースパッチを貼ったために使っているうちにずれて、マウスピースの先端からマウスピースパッチがはみ出る状態になっていたためでした。
マウスピースの先端よりはみ出た部分に物があると、音は鳴りにくくなったり、ひっくり返るようになったり、あるいは鳴らなくなったりします。
原因は、マウスピースパッチはシールで貼られるものであることと、マウスピースパッチの素材が樹脂であることです。マウスピースパッチのシールは、貼り替えることを想定しているので極端に粘着力が強いものは使えません。なので、ある程度粘着力を犠牲にすることになり、ずれやすくなります。
更に、素材が樹脂なので、歯があたると、少しだけ伸びます。この、伸びてシールがずれる、ということにより、マウスピースの先端からはみ出てしまう結果に。
これを回避するために出来ることはただ一つ。マウスピースパッチをマウスピースの先端から出来るだけ遠い場所に貼ることです。そして、あまり大きな面積ではなく、小さい面積に貼ること。
また、メーカーによっても素材や粘着力に差がありますので、マウスピースパッチを使う派の方はいくつかのメーカーを試してみると良いかもしれません。(因みに、人によってはビニールテープを貼る人も居るようです)
いずれにしても分厚いマウスピースパッチはアンブシュアを崩すだけでいいことはないと思いますが。
これによってマウスピースパッチを貼ることでのトラブルは回避できます。
マウスピースパッチを貼っている方で楽器が急にならなくなった方。楽器の調整に問題がなければ、ちょっと疑ってみるといいかもしれません。
Posted by のりくん at 00:02│Comments(0)
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