2009年11月28日
アルトサクソフォーン・マウスピース感想。
さて、
本日、午後は、
12月5日の演奏に向けてのダッパーの練習、
夕方からは、
高松ウインドシンフォニーの
練習でした。
新しく購入したマウスピース、
奏kanadeの感想を少し。
オープニング、フェイシングは
うたい文句どおり、
ほぼ、
セルマーのC★と同様の感覚。
そして、何よりも特筆すべきが、
くわえた時の感覚がセルマーよりも何故か
くわえ易い。
上の歯でしっかりホールドできる感触です。
さて、音色の方は、高音から低音まで
均一な音色でよくなってくれます。
セルマーに比べて、
多少エッジの聞いた音というか、
クリアでシャープな音がする気がします。
しかし、クラシカルな演奏をするには、
非常にコントローラブルで、優秀。
音程も撮りやすい感じですが、
少しマウスピースを抜いた状態にすると、
開放の音程だけが極端に下がる傾向が
ある気がします。
どちらかというと、シャンクが
長めなことに起因するのかもしれません。
素材が、エボナイトではないため、
音の傾向は硬くなる気がします。
実はアメリカ圏では、
どうもマウスピースは素材に音色が
左右されることがない、
金属であろうが、
ラバーであろうが、
クリスタルであろうが、
形状が同一ならば、
同じ音色がする、
というのが定説のようですが、
聞こえる音色は同じとしても、
吹奏感は違う気がします。
吹奏感が違う=自分に感じる音色が違う、
という風に強引に解釈すると、
人には同じに聞こえても
自分には違って聞こえる
という構図になります。
実は、自分に聞こえる音、
というのは想像以上に重要で、
奏者は必ず、自分の音をフィードバックして、
音色を作っているため、
自分に聞こえる音の違いというのは、
実は、人に聞かせるための音色にも
かなり反映される結果となるのではないかと、
私は思っています。
それに、比重の違うものが振動することを
考えると、
音量や、遠達性には必ず何らかの差が出ることは
間違いないと思います。
さて、コントロールしやすい
このマウスピース、
人には音色がどう聞こえているのか…。
しばらく使ってみてのお楽しみでしょうか。
Posted by のりくん at 23:54│Comments(0)