2008年05月13日

水不足の季節は。

今日は良い天気です。後一ヶ月もすると梅雨がやってきます。やはり、雨が降ると、気持ちが落ち込んだり、体調が優れなかったりもします。たいしたものではないのですが私はいくつかの病気を持っているのですが、それらの症状も雨模様が続くと優れなかったりします。
 しかし、この雨、私の住む香川県ではある意味恵みの雨なのです。香川県は昔から、年間の降水量が少なく、水不足に悩まされてきました。溜池の多さは日本のトップクラスです。今は、お隣の徳島県から「香川用水」で水を分けてもらっているので、昔ほどの水不足はありませんが、それでも何年かに一度は給水制限があったり、断水になったりします。
 子どもの頃は周囲が海に囲まれた四国なので、何故海水を真水にしないのかと不思議でしたが、大量に海水を真水に帰るのにはそれなりのギミックが必要なわけで、かなり大掛かりで高度な設備が必要だと知ったのは随分後のことでした。
 そんなことで水不足を懸念してはいるのですが、やはり雨模様だと鬱陶しいものです。最近は自転車で多い私なので毎日が晴天だったらいいのに、と思うこともしばしばです。
 今年の梅雨はどうなるのでしょう。しとしと降る梅雨なのか、まとめて一気に降る梅雨になるのか。豪雨になると、これまた、豪雨の対策があまりなされていない香川県にとっては打撃が大きいのでそれはそれで心配です。
 そこで今日の一枚。

グローフェ/組曲「グランド・キャニオン」他
指揮:アンタル・ドラティ
デトロイト交響楽団
LONDON (ポリドール)FOOL-23084

リンク先の盤は私の持っているものとは違うジャケットの廉価版です。
内容は全く同じです。



このCDはグローフェ、コープランドといったアメリカの作曲家による作品を収録したもの。グランド・キャニオンは私が中学生のときには音楽鑑賞の授業用教材として使われていた曲でもあります。
日の出、赤い砂漠、山道を行く、日没、豪雨の5曲の組曲です。
随所にジャズの手法も取り入れ、豪雨ではお目にかかるのが珍しいウインドマシーンの音も効くことが出来ます。
 演奏の方はというと、ドラティらしいストレートな表現というか、小細工しない感じがこのアルバムの曲目とあっていて良いのではないかと思います。ただし、全体にシンフォニックではありますが、日の出や豪雨などは、もう少し前に進む感じがあっても良いかもしれません。豪雨ではクライマックスに雷が一発入ります。
 グランド・キャニオンの演奏ではオーマンディーのフィラデルフィア盤が有名なようですが、残念ながら私は聞いたことがありません。ただ、このドラティ盤は一緒にコープランドの作品も楽しめる点でよいと思います。
 クラシックの入門用の曲を探している方、アメリカの作曲家の曲を聴いてみたい方にオススメの一枚です。


Posted by のりくん at 00:22│Comments(0)
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